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「Galaxy A53 5G」は心強い旅の味方だった! 西伊豆への日帰り旅行で性能をチェック
2022年6月30日 00:00
週末の天気予報をチェックしていると、どうやら梅雨晴れとのこと。梅雨どきは、なかなか出かけるチャンスもないので、日帰り旅行をすることにした。
旅のおともは、サムスンから発売されたばかりの「Galaxy A53 5G」だ。
ミッドレンジながら高いパフォーマンス
Galaxy A53 5Gは、チップセットにExynos 1280を採用し、メモリーは6GB、ストレージは128GBを搭載。ディスプレイは6.5インチ(FHD+)のSuper AMOLED(有機EL)で、120Hzのリフレッシュレートもサポートしている。
基本スペックはハイエンドに迫るほどだが、価格は6万円前後となっており、コストパフォーマンスの高いモデル だ。
さらに ディスプレイ内蔵型指紋認証やおサイフケータイ機能、IP6Xの防塵とIPX5/IPX8の防水性能にも対応 している。
現在の状況では、マスクを外さずにロック画面が素早く解除できる指紋認証センサーはありがたい。
そしてなにより梅雨時の旅行ということで、防水機能は屋外でも安心して使えるのでうれしい。
5000mAhとバッテリーが大容量 なのも、旅行のおともとして使うにはピッタリ。旅先では充電場所を見つけるのはなかなか難しい。
モバイルバッテリーも意外と重量があり、あちこち歩き回る旅には持ち歩きたくないので、大容量のバッテリーは、旅スマホとしては必須のスペックといえる。
もしバッテリーが少なくなった場合でも、 最大25Wの急速充電に対応 しているので心強い。せっかくの旅先で、充電のために時間を使うのはもったいない。
いざ出かけようと思ったらバッテリー残量が少なかった・・・・・・そんなときでも25Wの急速充電なら、短時間で充電できるのはありがたい。ちなみに25Wの急速充電器は別売りなので、合わせて購入しておきたいアイテムだ。
5G対応でサクサク使える快適さ
荷造りをして、特に行き先も決めずに地元駅へ。改札口の前でGalaxy A53 5GでGoogle マップをひらいて、どこに行こうかと計画を練る。
6.5インチとディスプレイサイズが大きいので、表示できる情報量も多く見やすい。Galaxy A53 5Gはモデル名のとおり、 5Gの通信にも対応 している。
残念ながら地元駅改札前では5Gでは接続できなかったが、それでも画面スクロールやリンク先などを素早く表示して、ストレスなく旅先の検討ができた。
今回は西伊豆の堂ヶ島へ足を伸ばしてみることに。
特急踊り子号のチケットもGalaxy A53 5GのWebブラウザから、JR東日本のチケットサービス「えきねっと」にアクセスして購入。やはり画面サイズが大きいため、見やすく操作しやすい。
ちなみに特急踊り子号のチケットは、チケットレスで発券の必要はないが、降車駅となる修善寺駅は交通系ICカード非対応なので、乗車券を券売機で発券。
支払い自体は、「えきねっと」で完了しているので、Galaxy A53 5GにQRコードを表示して読み込ませるだけと簡単だった。
列車内でさらに調べていると、現地の東海バスが乗り放題のチケットを提供しているのを発見。しかもスマホアプリの「EMot」から購入する仕様。
早速Galaxy A53 5Gにアプリをダウンロードして、チケットを購入した。
バス乗車時に乗務員にチケット画面を見せればOKなので、指紋認証でサクッとロックを解除して操作できるのはやはり便利。
指紋認証センサーが画面内蔵のため、スマートフォンのグリップをほとんど変えずに親指だけで操作が完了するので、うっかり落下させてしまうトラブルも防げる。
“ピーカン”状態でも見やすいディスプレイ
現地に到着すると、日中は梅雨時とは思えないくらいの天気の良さ。雲もほとんどなくいわゆる“ピーカン”状態。旅行の天気としてはありがたいが、じつはスマートフォンにとってはかなり厳しい環境だ。特に日差しが強い場合、スマートフォンのディスプレイは暗く見えにくいというケースが多い。
Galaxy A53 5Gではどうなるかと思ったものの、その心配は不要だった。強い日差しの下でも、 輝度を最大にすればしっかりと画面を認識できる明るさ になっている。そのため風景写真などを撮るときも、しっかりと構図やピントが合っているか確認できるほど。
さらに輝度を50%ほどに抑えても、Webサイトの文字を認識するぶんには問題ないレベルだった。
ディスプレイの輝度調整はバッテリー消費を抑えられる効果があるので、充電せずに旅先でスマートフォンを長時間使用するなら欠かせないテクニック。とはいえ、それで画面が見えずに操作できないというのでは意味がないが、Galaxy A53 5Gではちゃんと操作できるレベルで視認できたのはポイントが高い。
写真も動画もこれ1台でOK
旅先でのスマートフォンの活用といえば、欠かせないのはカメラ機能。
Galaxy A53 5Gは、 メイン64MP(6400万画素、F1.8)、超広角12MP(1200万画素、F2.2)、マクロ5MP(500万画素、F2.4)、深度5MP(500万画素、F2.4)というアウトカメラの構成 になっている。
このなかで特に注目したいのが、メインの64MP(6400万画素、F1.8)。 OIS(光学式手ブレ補正)に対応 しており、手ぶれに強い性能となっている。
旅先では、列車内での撮影やバスの窓から景色を撮るといった、揺れる環境での撮影も多い。そんなときに効果を発揮するのがOISだ。
下記の写真はどちらも列車内で撮影したもの。三脚などは使わず手持ちで撮影しているが、目立った手ぶれはなく撮れている。
なお、これから紹介する作例に関しては、すべてタップもしくはクリックで元ファイルをチェックできる。
もちろん超広角やマクロカメラも、旅先での撮影には重宝する。
以下の作例も手持ちで撮影しているが、ある程度の明るさがあれば、やはりミスショットを防いでキレイな写真が撮影できる。
気になるのは望遠での撮影。残念ながらGalaxy A53 5Gには望遠カメラは搭載されておらず、デジタルズームでの撮影となる。とはいえ、カメラアプリからワンタッチで選べる2倍、4倍なら、そこまでデジタルズームの劣化はあまり感じられない。
さすがに10倍は解像感がなく精細さは落ちるので作品としては厳しいが、記録レベルならじゅうぶんだ。
そのほか、色合いを調整してさらにボケも演出できる「食事」モードや、暗い環境でも露光を変えた複数枚の写真を合成して明るい写真に仕上げる「ナイト」モードといった、 旅先で撮影を楽しめるモードを複数搭載している のもうれしい。
Galaxy A53 5Gは 動画撮影にも強い 。特にメインカメラは写真と同じくOISの効果と、動画撮影モードに用意されている「スーパー手ぶれ補正」も使用することで、滑らかな動画の撮影が期待できる。
そこで今回は堂ヶ島で電動キックボードをレンタルし、ネックバンドタイプのホルダーを使って走行中の動画を撮影してみた。
スーパー手ぶれ補正オフの状態でも手ぶれはかなり抑えられているが、スーパー手ぶれ補正オンにすると、アクションカムや電動ジンバルを装着したときのようなヌルヌルとして滑らかな映像になっているのは素晴らしい。
また、Galaxy A53 5Gは写真モードのときにシャッターボタンを長押しすると、動画撮影が可能。 写真と動画の両方を撮影しているユーザーには、モード切替不要で撮影できるので非常に便利 だ。
スタミナバッチリで旅のおともに最適
今回の日帰り旅行は、9時半ごろに自宅を出発して終電に近い時刻に帰宅と、ほぼ丸1日かけた旅程。この間、Galaxy A53 5Gには一切充電は行わずに使用していたが、 帰宅時のバッテリー残量は28%と1/4以上残っていた 。
特にカメラの使用時間が約2時間と多く、主に動画撮影のためその間ディスプレイも点灯し続けていたわけだが、それでもこれだけバッテリーが残っているのはスタミナじゅうぶんといったところ。動画を撮影せず写真だけなら、もっとバッテリー残量は多かったと思われる。
基本性能が高く、使い勝手の良い機能を装備。さらにカメラやバッテリーといった性能も高い。「Galaxy A53 5G」は旅のおともとして、期待以上に活躍してくれるスマートフォンだった。