特集:5Gでつながる未来
KDDIとパートナー企業の5Gへの取り組み、「KDDI 5G SUMMIT」で展示
2019年6月28日 18:07
KDDIは、5Gへの取り組みを紹介するイベント「KDDI 5G SUMMIT」を開催し、パートナー企業が5G時代に向けての取り組みを紹介した。本稿では展示の一部を紹介する。
ゴルフカードベースの自動運転モビリティ
KDDIと共同で、自動運転の実現に向けて取り組んでおり、自動運転のソフトウェアを手掛けるティアフォーは、小型モビリティ「Milee」を展示していた。
Mileeは、ヤマハのゴルフカートがベースとなった電動の小型モビリティ。低速移動を想定しており、今年の夏に愛・地球博記念公園で、公園内のモビリティとして自動運転の実証実験を行うという。
デモでは、VRゴーグルを使ったキャラクターによる案内が行われていた。今後はホログラムでの表示などを検討する。
触って動かせる3Dホログラム
HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使用せず、3Dホログラムを実現し、触れて動かすことができる技術がKDDIにより展示されていた。
3Dホログラムを手の動きに合わせて、動かしたり、拡大・縮小したりすることが可能で、博物館での展示といったシーンを想定しているという。
展示では、パソコンから映像を出力して実現していたが、5G普及後はサーバー側で処理させ5Gネットワークで伝送する仕組みを実現したいという。また、5G利用により、既存の店舗などでも特別なネットワークを導入せずに実現できるのもメリットだという。
KDDI DIGITAL GATE、ユーザーからの案を1日で実現する「1Day Sprint」
5Gのトライアル施設でスタートアップ企業などの支援を行う「KDDI DIGITAL GATE」では、提供されるサービスについて紹介されていた。
同施設では、開発支援の前段階として無料のデザインワークショップも実施する。また、「課題は分かっているけど、開発ができない」「解決する課題をみつけたい」など、課題を解決する上で、どの段階においてもサポートが行われる。
顧客が解決したい課題を持ち込み、1日で課題を解決するためのアプリを開発する「1Day Sprint」というサービスも提供される。会場では実際に1Day Sprintで開発されたアプリが紹介されていた。