特集:ケータイ Watch20周年
【今日は何の日?】IGZO液晶搭載の「AQUOS PHONE Xx 203SH」発売日
2021年3月8日 06:00
2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
今から8年前の2013年3月8日、ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)は、シャープ製のAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE Xx 203SH」を発売しました。
AQUOS PHONE Xx 203SHは、シャープの新型液晶ディスプレイ「IGZO」を採用したSoftBank 4G(AXGP)対応のAndroidスマートフォン。4.9インチ、1280×720ピクセルのディスプレイや1630万画素のCMOSカメラ、1.5GHz駆動のクアッドコアCPU「Snapdragon S4 Pro(APQ8064)」を搭載し、同社のフラッグシップモデルに位置付けられていました。
先に発売されていた、NTTドコモ向けの「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」とスペックが共通している部分は多いですが、203SHはディスプレイの下にセンサータイプの音量キーや「クイック起動キー」を設けるなど、デザインは大きく異なっています。
2012年10月の発表時にはS-CGSilicon液晶を採用すると案内していましたが、約2カ月後、IGZO液晶に変更することが発表されました。発表後にディスプレイの種類が変更されるというのは異例のことでした。
当時のIGZO液晶は、実際に使ってみると画面の輝度にムラがあったり、ゴーストタッチもひんぱんに発生するなど癖の強いものであった印象ですが、現在のIGZOは第5世代となり、駆動性能も大きく向上し信頼のおけるディスプレイに成長しているように感じます。