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【今日は何の日?】ソフトバンクのAXGPサービス「SoftBank 4G」がスタートした日
2021年2月24日 06:00
今から9年前の2012年2月24日、ソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)は、AXGP方式を利用したデータ通信サービス「SoftBank 4G」を開始しました。
SoftBank 4Gは、ソフトバンク傘下のWireless City Planning(WCP)が提供するAXGP方式のネットワークを利用したデータ通信サービスです。ソフトバンクモバイルはMVNOとして、WCPから回線を借り受けてサービスを開始しました。
AXGPは、かつてのウィルコムが次世代のPHS技術として開発した「XGP」を引き継いだ高速通信技術。当時は規格上、下り最大110Mbps・上り最大10Mbpsの通信に対応していました。その後、キャリアアグリゲーション(CA)への対応により、規格上の通信速度は下り最大165Mbps・上り最大15Mbpsへ引き上げられています。
サービス開始時の対応機種は、セイコーインスツル製のモバイルWi-Fiルーター「ULTRA WiFi 4G 101SI」のみで、対応スマートフォンはまだ登場していませんでした。また、101SIの最大通信速度は下り76Mbpsまでと、フルスペックの下り110Mbpsでは提供されていませんでした。
ちなみに、その後ソフトバンクモバイルはiPhone 5向けに「SoftBank 4G LTE」を提供します。SoftBank 4G LTEの通信方式はFDD-LTEで、TDD-LTEと互換性をもつAXGP方式のSoftBank 4Gと名前が似ていますが、別のサービスです。SoftBank 4G LTEはしばらくiPhoneのみにしか対応していませんでしたが、現在はSoftBank 4GとSoftBank 4G LTEの両方を利用できる「Hybrid 4G LTE」が提供されています。