特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】ソニー・エリクソンがグローバルで「Xperia arc」を発表した日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今から9年前の2011年1月6日、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)がAndroidスマートフォン「Xperia arc」を発表しました。

「Xperia arc」

 Xperia arcは、弧(arc)を描くような本体形状が特徴のAndroidスマートフォン。日本では、グローバル発表から2カ月ほどで、NTTドコモから「Xperia arc SO-01C」として発売されました。

 OSは当時最新だったAndroid 2.3 Gingerbread、CPUはクアルコムのSnapdragon(1GHz駆動)を採用し、ディスプレイには「クリアブラックパネル」や「モバイルブラビアエンジン」、カメラにはスマートフォン向けに調整した裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載するなど、フラッグシップモデルらしさと当時のソニーの最新技術が詰め込まれていました。

 なお、日本向けに発売されたモデルも、グローバル向けモデルとスペックに大差がなく、おサイフケータイ(NFC)やワンセグ、赤外線通信機能などは搭載されていませんでした。日本ではこの頃、ソフトバンクのみがiPhone端末(iPhone 3GS)を取り扱っており、すでに高い人気を集めていましたため、注目度の高いXperiaのフラッグシップモデルをいち早く投入しようとしていたことが伺えます。