特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】ソニー・エリクソン初の携帯電話「C1002S」の発売日

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 今から19年前の2001年12月22日、KDDIは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現ソニーモバイルコミュニケーションズ)製のcdmaOne端末「C1002S」を発売しました。

C1002S

 C1002Sは、ソニーとエリクソンの合弁会社であるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズによる初の携帯電話端末。端末上面パネルが交換可能な「着せ替えケータイ」として登場した「C406S」の後継モデルとされ、パッケージには、3種類の着せ替えパネルが同梱されていました。

 KDDIはこのころ、GPS機能や動画再生機能といった「次世代サービス」に対応した端末を提供しはじめていましたが、C1002Sはこれらの機能には非対応。新規格「WAP2.0」やJavaにも対応していませんでした。

 しかし先述のとおり、ソニー・エリクソン初の端末であったことや着せ替えが可能であったこと、ディスプレイにこれまでの主流だったSTN液晶よりもより鮮やかで応答性の高いTFT液晶を採用していたことなどから、店頭での売れ行きは好調だったようです。

 また、独特な形状のヒンジ部には24色に光るLEDを内蔵し、ソニー端末を思い起こさせるジョグダイヤルを搭載するなど、ギミックやビジュアル面でも、今でも強く印象に残る端末です。