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ケータイ新製品SHOW CASE
C1002S(オレンジ)
2001年12月22日出荷開始

写真で見るC1002S



データ端子
イヤホン端子

キー配列
ジョグダイヤルと24色に光るLED

充電状況を知らせるランプはイルミネーションと別に設けられている
直径18mmの大口径スピーカー

閉じていてもイルミネーションを確認できる 本体に同梱される3枚の着せ替えパネル

標準の壁紙
AIBOの壁紙や着信アニメーションも用意されている
カレンダー

メニュー構造は従来のソニー製端末のものを踏襲。ジョグでカテゴリを選択し、左右キーで階層を移動する 自分の好きな機能を割り当てられる「マイセレクト」 データフォルダは200KB。一覧で残り容量や、使用料の内訳がわかる

タスクリスト。スケジューラーと同様に、MySyncを使えばパソコンと同期可能 電卓。消費税率の変更もできる

受信メールボックス。残念ながらフォルダ管理には非対応
10文字×8行表示
(80文字)
8文字×7行表示
(56文字)

メール文例(フォント小)
メール文例(フォント大)
POBoxは流行語・固有名詞が強化された。モー娘。はもちろん、CHEMISTRYやスターバックスも大丈夫

仕様で見るC1002S

 C1002Sは、ソニーとエリクソンの合弁会社「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーション」による初の携帯電話端末で、ボディ表面のパネルを変更できる「着せ替えケータイ」。折りたたみ型のボディに120×160ドット表示の6万5536色TFT液晶や低音域の再生に優れた直径18mmのスピーカーを搭載。C406SやSO503iSなどで定評ある予測変換機能「POBox」は、新たに「スターバックスコーヒー」「モーニング娘。」「CHEMISTRY」といった現代語・流行語など、語彙が大幅に強化されている。また、ヒンジ部分には24色に光るLEDを内蔵。開いた状態・閉じた状態でもメール着信などが確認できる。

 パッケージには3枚のパネルが付属するほか、別売オプションも用意される。また、ソニーの犬型ロボットAIBO「ラッテ」「マカロン」の待受画像や着信アニメーション、スクリーンセーバーもプリセットされている。なお、C1002Sは、ezmovie、eznavigation、ezplus、WAP 2.0などauが発表している新機能・新サービスには対応しておらず、C4xxシリーズと同等の機能となっている。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
47×92×28mm(折りたたみ時)
重量 約105g
連続通話時間 約200分
連続待受時間 約200時間
ディスプレイ 120×160ドット6万5536色TFT液晶
表示文字数 ・10文字×8行(80文字)
・8文字×7行(56文字)
メモリダイヤル 500件(1件につき、電話番号3個、住所1個、メールアドレス2個、URL1個、画像1個)
リダイヤル・着信履歴 各30件
データ通信速度 14.4kbpsパケット通信
オプションのPacketOne64で最大64kbpsの通信も可能
ボディカラー ホワイト、ブラック、オレンジ

【インターネットメール】
サービス名 EZweb@mail
利用料 EZweb料金に含まれ、月額200円(関東・中部以外では300円)
PacketOne通信料 0.27円/128バイト
メール受信機能 最大全角5000文字
メール送信機能 最大全角500文字
メール保存件数 受信:最大500件(125KB)
送信:最大250件(58KB)
添付制限 最大100KBまで
(ファイルは「データフォルダ」に保存)
・受信:5データまで
・送信:1データのみ
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・画像
・メロディ(着信メロディ、カラオケ、サンプリングボイスなど)
・アドレス、スケジュールなど(vCard/vCalender)

【着信メロディ】
和音数 16和音
着信音 ・登録メロディ:5曲
・着信パターン:5パターン
・効果音:3つ
・ダウンロードメロディ:データフォルダ容量に依存
登録メロディ曲名 ・FIFA Anthem
・ダッタン人の踊り
・ルパン三世
・ザ エンターテイナー
・オーラ・リー
登録効果音 ・AIBOメロディ
・猫
・潜水艦
和音着メロダウンロード 対応。データフォルダ内に保存

【データフォルダ】
データフォルダ容量 200KB
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・画像
・メロディ(着信メロディ、カラオケ、サンプリングボイスなど)
・アドレス、スケジュールなど(vCard/vCalender)

コメント
湯野  ソニー・エリクソンになって初めて世に出た携帯電話「C1002S」。折りたたみという枠の中でも何か独特のカッコよさを持ったデザインに仕上がっている。特にオレンジのモデルはすごい。
 ちょっと厚みはあるが、全体的にはコンパクトにまとめられていて、着信LEDの部分もフロントジョグを操作しやすいように窪みがつけられており、ちゃんと見た目と実用性の両方を考えてデザインされているのだなぁ~、と妙に感心させられてしまう。
 惜しむらくはGPSケータイでもムービーケータイでもないところ。従来のEZweb@mail端末と同等のスペックで、ezplusやWAP 2.0にも対応していない。とはいえ、予測変換機能「POBox」も付いているので、「その辺の機能はどうでもいいから、通話とメールができるオシャレな端末が欲しい」という人にはオススメの端末だろう。
松下  以前使用していたソニー製端末から他社の機種に乗り換えた当初は、ジョグダイヤルの軽快な操作感の無さに、親指が物足りなさを感じたりもしたが、特にそれ以外では個人的にソニー製端末への思い入れは強くない私。だがしかし、ソニー・エリクソン初のケータイという引きの強さもさることながら、実物を手にとって見ると、やっぱりそのデザインや色見(特にオレンジ)は、どうにも他の機種より際立って洗練された印象を受けるのは否めない(気がする)。  また、なんといっても最大のお楽しみは着せ替えパネル。幼少の頃に遊んだ着せ替え人形の記憶を彷彿とさせてくれるのである。購入時にはシンプルなデザインのパネルが3枚(ノーマル、ドット、クリア)付属するが、革っぽいコーティングやギャル系(?)デザインのパネル、それからなんと! ファーらしきものまで付いてしまっている豹柄パネルなど、奇抜なデザインのパネルもオプションとして別売されているので、ストラップの付け替えでは決して味わえない楽しみがある。  液晶は120×160ドットの6万5536色TFTだし、もちろん「POBox」も新たに現代語・流行語などが強化されて搭載されているのだが、惜しむべき点はやはりezmovie、eznavigationはもとより、ezplusにも非対応で、スペック的にはC45Xシリーズ以前の機種と同等機能なところ。従ってこの端末は“機能 or デザイン”のどちらを選ぶかの、まさに分かれ目となる存在だと思う。
伊藤  発売と同時に、私物ケータイとして購入した。相当気に入っているし、昨年の「俺のケータイ of The Year」にもこの端末を選出させていただいた。  ヒトを選ぶときは「外見より中身」の伊藤だが、この端末にはそのデザインに一発でやられて即買してしまった。なんといっても、この端末の魅力はデザインに尽きるのである。ブラック、ホワイトといった“定番モノ”に加え、斬新なオレンジがラインナップされていたり、開いても閉じても確認できる24色LED、さらには着せ替えパネルと、外側だけで楽しめる要素が満載だ。ソニー・エリクソンの第1弾ということで、そういったマニアな意味でも「買い」といえる。
 特に、「着せ替えケータイ」というコンセプトはいまだ斬新。オプションのパネルも今後どんどん増やしていって欲しいし、さらにもう一歩進めて、オリジナルパネルを自分で作れるキットのようなものが出てくると、さらに楽しみ方が広がると思う。  また中身については、ジョグダイヤルをはじめ、ソフトウェアなどの使い勝手は従来のソニー製端末のものを踏襲。POBox&ジョグダイヤルの組み合わせの使いやすさは、すでに定評を得ており、「一度使ったら、ソニー製から離れられない」と囲い込まれてしまうほどの快適さだ。C1002Sでは、POBoxの語彙が大幅に強化され、さらにパワーアップした。メールを書く量が多ければ多いほどその恩恵に預かれる。ジョグダイヤルの操作感は好き嫌いが分かれるところだが、それさえ問題なければ操作性は今ある携帯電話の中でもトップクラスだと思う。
 この端末はエントリーモデルとなっており、ezmovieやeznavigation、ezplusには対応していないが、通話とメール中心なら、買ってまず大きな不満はないと思う。もしあるとすれば、端末側のせいではないのだが、EZweb@mail端末共通の仕様として、メールアドレスの変更ができないこと。変更する場合は、一度EZweb@mailを解約しなければならないので、その点は注意しておいたほうがいいと思う。


・ ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2001/1108/index.html
・ 製品情報(au)
  http://www.au.kddi.com/phone/cdmaone/c1002/c1002.html

着せ替え可能なソニー・エリクソン製EZweb@mail端末「C1002S」
ソニー・エリクソンのEZweb@mail端末「C1002S」12月22日発売



2002/01/17 14:33

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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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