特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】初のLTE対応音声端末「GALAXY S II LTE SC-03D」

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 2011年11月24日、NTTドコモのLTE対応スマートフォン「GALAXY S II LTE SC-03D」が発売されました。LTE(Long Term Evolution)対応の音声端末が発売されるのは、同機種が初めてでした。

GALAXY S II LTE SC-03D

 Android 2.3搭載、ディスプレイは4.5インチ(800×480ドットのSUPER AMOLED Plus)、ストレージは16GB、メモリは1GB搭載していました。

 また、チップセットは「APQ8060」(クアルコム製、デュアルコア1.5GHz駆動)を搭載し、GPS、Bluetooth 3.0+HS、Wi-Fi(2.4GHz帯/5GHz帯のデュアルチャンネル対応)、Wi-Fiテザリング機能をサポートしていました。

 ちなみに、LTEといえば、4年ぐらい前にドコモの回線を使用しているとき、画面上の通信状態を表す部分が「docomo LTE」という表示だったと記憶しています。

 当時筆者は船で本土と往来することが多く、LTEに切り替わったり3Gに切り替わったりする環境でしたので「LTEという表記=速い」という印象が強いです。

 逆に、イベント会場など人が特に多い場所では、LTE回線より3G回線の方は空いていることも多く、端末の設定で3Gで通信を行うといった使い分けもしていました。

 さて、時代は5G。高速大容量という機能が現在の4G LTEのように全国津々浦々で利用できるようになる日はもう少し先のようですが、ぜひまた船の上でLTEの電波がつかめたときの感動を5Gでも味わいたいものです。

楽天のSIMを指してみると久々の「LTE」の表示。これからはこれが「5G」の表示に変わっていきます