特集:ケータイ Watch20周年

【今日は何の日?】9年前の今日、「Sony Tablet S」が発売

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。
Sony Tablet S

 今から9年前の2011年9月17日、ソニー製のAndroidタブレット「Sony Tablet S」(Wi-Fiモデル)が発売されました。

 Sony Tablet Sは、9.4インチ(1280×800ピクセル)のディスプレイを搭載する、ソニー初のタブレット端末。出荷時のOSはAndroid 3.1で、CPUは「Tegra 2」(1GHz、デュアルコア)を搭載していました。Wi-Fiモデルと3G対応モデルが発表されており、3G対応モデルに先立ってWi-Fiモデルが発売されました。

 手に持ったときの負担を軽減し、電子書籍などを閲覧しやすいように、重心をずらして片側に傾斜をもたせた独特な形状が、当時、話題となりました。

 同時に発表された折りたたみ式の「Sony Tablet P」と同様、USB 2.0 Micro-ABのUSBポートを搭載していましたが、USBからの充電や給電には非対応で、専用の充電器を利用する必要がありました。

(左から)「Sony Tablet S」「Sony Tablet P」

 ソフトウェア面では、ソニーグループが展開する各種メディアコンテンツに対応し、初代プレイステーションのタイトルが楽しめるゲームプラットフォームの「PlayStation Store」といったサービスも利用できました。

 なお、同社は2012年8月に「Sony Tablet」のブランドを改め、スマートフォンと共通のブランドを冠した「Xperia Tablet S」を発表したことで、ソニーの名を冠するタブレットのブランドはこの一代限りとなりました。