グノシー、企業の情報をもとに適切な回答ができる「Gunosy AI（仮称）」開発

　Gunosyは、OpenAIの「GPT-4」を搭載した新システム「Gunosy AI（仮称）」を開発した。

　「Gunosy AI（仮称）」は、Gunosyが開発する、LLM(大規模言語モデル)を活用した企業向けのチャットシステム。ChatGPTは、未知のデータに関する質問に対して正確な答えを返せないが、文章や社内規程、サイトのコンテンツなど、企業の保有するデータを適切に受け渡すことで、自然な会話を保ちながら正確な回答を提供できるようになるという。

社内規定の質問への回答

　さらに、旅行の計画立案や、レストランの予約、天気予報の提供など、ユーザーの要求に応じて情報を提供に加え、具体的タスクの実行も可能。

LINEにAPI連携した場合のホテル検索サービス

　Webサービスとして直接導入することができ、さらに、LINEやSlackなどAPIに対応したツールを通じて他のプラットフォームへの導入もできる。

　また、「Gunosy AI(仮称)」は「GPT-4」のAPIアクセスになるため、入力情報が学習・改善に利用されることはない。

　Gunosyは、「Gunosy AI(仮称)」の実証や実装を前提とした協業企業をグーグルフォームを用い募集している。