「OPPO Reno7 A」クイックレビュー、しっかり長く使えるパートナーな一台

　オウガ・ジャパンの5G対応Androidスマートフォン「OPPO Reno7 A」が、本日23日に発売される（一部の販路を除く）。

　携帯電話各社のうち、KDDIのauおよびUQ mobile、ソフトバンクのワイモバイル（Y!mobile）、楽天モバイルでも取り扱われる。

　本稿では、「Reno7 A」の外観を中心に、実機を手にとってみたときの印象を交えたクイックレビューというかたちでお届けする。

「Reno7 A」ってどんなスマホ？

　「Reno7 A」は、「Reno A」シリーズの最新モデルとして登場した5G対応スマートフォン。コンセプトは「ときめき、長持ち。」で、36カ月間使っても“サクサクな操作感”が保たれる「システム劣化防止機能」などを備えている。

　「Reno A」シリーズは、「Reno A」「Reno3 A」「Reno5 A」の3世代で、累計出荷台数130万台を記録した、いわばOPPOの人気シリーズだ。

　したがって、「Reno7 A」もその路線で順当に進化したモデル……と思いきや、どうやらそうでもないらしい。

　これまでのモデルと「Reno7 A」を並べてみると、その違いは一目瞭然になる。

左から「Reno A」「Reno3 A」「Reno5 A」「Reno7 A」

　アウトカメラの形状など、細かい部分で違いはあるが、「Reno A」「Reno3 A」「Reno5 A」はつるっと光沢のあるデザインだったのに対し、「Reno7 A」はさらっとマットな質感に。

　また、3代にわたって続いた流線形のボディは「Reno7 A」で一新され、エッジのあるデザインになった。

　このデザイン開発に費やされた期間は、実に4カ月。オウガ・ジャパン プロダクト部 部長の李毅（リ・タケシ）氏は、「今回のような時間や予算、人数をかけてデザインを開発したのは初めてのこと」と胸を張る。

本体上部

本体下部

本体右側面

本体左側面

SIMスロット

　「Reno7 A」のカラーは、ドリームブルーとスターリーブラックの2種類。

　今回ご紹介するのはドリームブルーで、角度によって色合いが微妙に異なる。その名が示す“夢”が、何を示すのか、わかりやすく伝わってくる。手に取る人の心をうっとりさせたい、そんな美しさを目指したことがよくわかる。

サイズ感

　約6.4インチのディスプレイを搭載する「Reno7 A」。先代モデルの「Reno5 A」と比べて幅がスリムになり（約74.6mm→約73.4mm）、重さも軽くなった（約182g→約175g）。

　注目すべきは、スリム化と軽量化を果たしながら、バッテリー容量は向上していること（4000mAh→4500mAh）。

　実機を持ってみると、端末の角のなめらかな加工もあり、手にすっとなじむのが印象的だった。

カメラ

　「Reno7 A」は、3眼構成のアウトカメラを搭載する。

　アウトカメラ部分を見てみると、それぞれのパーツがバランスよく配置されており、均整のとれた印象を受ける。

　また、横から見たときに、カメラ部分が比較的薄いように感じられた。

　センサーサイズやレンズの機構によっては、ボディからしっかりと存在感を放つカメラ周辺のデザインになることもある最近のスマートフォンのなかでは、目を引くデザインであることは間違いない。肝心のカメラについては、別途、本誌記事でご紹介する予定だ。

　「Reno7 A」は「Reno5 A」との比較で厚みもダウンしており（8.2mm→7.6mm）、デザインを刷新しつつ、スタイリッシュさに磨きがかかったと言えよう。

　先述したように、バッテリーはより大容量になった。一般的に、スマートフォンのボディ内部でバッテリーは相当な面積・体積を占める。容量をアップしつつ、薄くした、という事実は、どのような工夫が下支えしているものなのか、興味深いポイントだ。

まとめ

　「Reno7 A」はIP68相当の防水防塵に加え、おサイフケータイもサポートする。

　また、microSDカードによるストレージの拡張やeSIMに対応しており、5G時代において、基本的な性能はしっかり押さえた一台という印象だ。

　さらに、先述の「システム劣化防止機能」や、内蔵ストレージの一部をメモリーとして使用できる機能など、ソフトウェア面でも工夫が盛り込まれている。

　ただ、長く使ってみなければ、なかなかその効果は実感できないかもしれない。今後、あらためてご紹介したい。

　「Reno7 A」が打ち出す“ときめき”を感じたい人は、ぜひ実機に触れてみてはいかがだろうか。

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