レビュー

「カードケータイ」ミニレビュー(編集部湯野)

懐かしいピコピコ音、通話とテザリングに用途を絞ればアリ

 11月下旬、NTTドコモから「カードケータイ」が登場する。「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した開発中の実機をそれぞれの視点でご紹介しよう。

編集部・湯野

 まず、起動時やメニュー選択時にピコピコ鳴るビープ音が懐かしい感じ。敢えてこうしているのだと思うが、着信音もシンプル。1999年にiモードが始まった頃を思い浮かべてしまい、自分も年を取ったのだと自覚せざるを得ない。

着信音や通知音のピコピコが懐かしい感じ

 実用性の面では、やはりこれ1台(1枚?)で済ませるのは難しい。WebブラウザやSMSは、一応使えるといったレベルで、電子ペーパーの特性上、文字入力時の画面の反応が遅く、そもそも小さいディスプレイ上での操作なので、慣れるまでは入力ミスも多くなってしまう。

 それでも、音声通話とテザリングに用途を絞って、タブレットと2台持ちしようというのであれば、わりとアリなんじゃないかと思えてくる。値段的にはエントリークラスのスマホが買えてしまうわけだが、他人とは違う何かを求める人には、この冬注目の1台と言えるだろう。

テザリング対応