レビュー

「カードケータイ」ミニレビュー(編集部関口)

ケースに交通ICカードとセットで入れてみたい

 11月下旬、NTTドコモから「カードケータイ」が登場する。「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した開発中の実機をそれぞれの視点でご紹介しよう。

編集部・関口

 小さくて、軽くて、薄い。機能を絞り込んだシンプルな「カードケータイ」。電子ペーパーディスプレイの操作感は、一般的なスマートフォンやフィーチャーフォンよりも一拍置く感じになって、ちょっとゆっくりとした感じになる。

 だが、その間も、何というかちょっとしたコツのようなものがある。慣れてくると、カードケータイの間にあわせてタップして文字をスムーズに入力できるようになってきた。

 筆者がNTTドコモの中の人たちに取材した際には、決済系サービスを諦めたというエピソードを披露していただいた。なるほど。この薄さではいろいろと難しい面があったのだろう。

 ただ、このあたり、ユーザーとしてはちょっと工夫しがいがある部分として楽しめそうな気もしている。かつてのiPhoneでは、FeliCaをサポートしていなかったが、iPhone向けケースを見ると「ICカードを入れられます」とうたう製品がかなりの数を占めていた。同じように、「カードケータイ」もICカードと一緒に持ち運べるケースが出てくればいいんじゃないの……? と思ってしまったのだ。

普段使っている名刺入れ(かなり年季が入っている)に入れたらピッタリすぎて余裕なし

 とはいえ、まだ「カードケータイ」向けのアクセサリーは世に出ていない。現状、工夫するとすれば、さまざまな名刺入れや、首下げタイプのカードホルダーの中でチョイスすることになるだろうか。

首から提げているカードホルダーにもちょっと厳しい。が、持ち歩くならこんなイメージ

 あいにくと、筆者の手元にある名刺入れは、「カードケータイ」にぴったりすぎて、ICカードを入れる余地はない。首から吊していたカードケースではICカードは入るものの、カードケータイを入れてみるとちょっと無理矢理感が漂う。どちらも、もう少し大きなサイズであれば……。発売時は、カードケータイとICカードの併用を考慮したアクセサリーがきっと出てきてくれるはず、と信じて、もう少し日を待ちたい。