レビュー

「Galaxy Note8 SCV37」ミニレビュー(編集部石井)

デュアルカメラのマクロ性能に驚く

Galaxy Note8 SCV37

 「Galaxy Note8 SCV37」は、auから10月26日に発売されたAndroidスマートフォン。高機能スタイラス「Sペン」を使った手書きメモや翻訳などさまざまな操作が可能。上下左右の額縁を切り詰めたデザイン「Infinity Display」も特徴で、6.3インチの大型ディスプレイを搭載。広角と望遠のデュアルカメラを備える。編集部員それぞれの視点から「Galaxy Note8 SCV37」を紹介する。

編集部・石井

 Galaxy Noteシリーズといえば「ペン」と連想してしまうくらい、「Sペン」を使った機能はユニークで実用的だ。しかし、Galaxy Note8を一通り体験してもっとも印象的だったのは、そのカメラ性能だった。

 「Galaxy Note8」の背面カメラは1220万画素×2で、広角+望遠という構成のデュアルカメラになっている。搭載する撮影機能は、劣化が抑えた2倍デジタルズームなど、背景のボケ具合を後から変更できる「ライブフォーカス」モードや、デュアルカメラを生かした機能としては一般的なものだ。

 もともとの性能が高いだけに、2倍ズームの威力がすさまじい。マクロ撮影で使うと、スマートフォンで撮ったとは思えないほど寄れる。常に携行しているスマホでここまで撮れるとなると、スナップ撮影が捗りそうだ。

 撮影画角は4:3、16:9、1:1、18.5:9の4種類が用意されており、ディスプレイと同じ縦横比「18.5:9」を選ぶと全画面表示になる。ディスプレイ枠を感じさせないデザインが活きて、まるで風景を切り取っているような感覚で撮影に臨める。2倍ズームで使うとまるで拡大鏡のよう。

 カメラ以外のほとんどの用途で不満を感じさせないが、大型端末ゆえの悩みはある。ディスプレイサイズからすると軽量ではあるが、約190gとやはり重い。シンプルな長方形の形状もあり、長時間の横持ちしていると腕が辛くなっている。撮影で横持ちを多く使う場合は、余計重くなってしまうが、ケースを装着した方が安全かもしれない。

Galaxy Note8 SCV37の撮影サンプル(リンク先は無加工)
標準画角
2倍ズーム
デジタルズームで10倍まで拡大できる
夜間の撮影
夜の街並みを撮っても、白飛びが抑えられている
マクロ域の撮影
2倍ズームで寄ると、花弁もくっきり
スマホでありがちな食事の撮影も
ここまで寄れるとまた違った楽しさがある