レビュー

「VAIO Phone A」ミニレビュー(編集部石井)

ハードの質感は価格以上、ドコモユーザーの新たな選択肢に

 4月7日に発売された「VAIO Phone A」(VPA0511S)は、Android 6.0を搭載するSIMロックフリーのスマートフォンだ。5.5インチのディスプレイやミドルレンジのCPU、1300万画素のメインカメラなどを備える。「ケータイ Watch」編集部スタッフそれぞれの視点から「VAIO Phone A」をご紹介する。

編集部・石井

 ドコモユーザーが“機種変更”する端末として、2万4800円(税抜)の「VAIO Phone A」は、悪くない選択肢だろう。ドコモ網では、下り最大225Mbpsと、ドコモで使うならネットワークに不足はない。

 アルミ筐体の手触りはなめらかで上質。背面のカドの適度の丸みが持っていて心地よい。動作も安定しており、ハードウェアは総じて満足だ。

UIのVAIOらしさは壁紙だけ。ロゴ有りとロゴ無しの2パターンが選べる

 ドコモのカケホーダイを重用する筆者としては、クリアなVoLTEの通話感覚は、一度慣れると捨てがたい。市場に出回る割安なSIMロックフリー端末では、それが使えない。

 au VoLTE対応機種は多いが、「NTTドコモのVoLTE」に対応するSIMロックフリー端末は、実は意外と少ない。「VAIO Phone A」は、そんなレア端末の1つだ。

 「素のAndroid」と表現すると聞こえがいいが、ソフトウェアにはもっと“VAIOらしさ”がほしい。次はVAIOらしいユーザーインターフェース(UI)を追求した「VAIO Phone」を見てみたいと感じた。

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