レビュー

NTTドコモ「V20 PRO L-01J」ミニレビュー(編集部石井)

デュアルカメラの斬新な活用法に驚く

 「V20 PRO」は、NTTドコモの春モデルとして発売されたLG製スマートフォン。ドコモの春モデルでは唯一のAndroid 7.0を搭載するハイエンドモデルだ。限られた時間ながら「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した「V20 PRO」をご紹介する。

編集部・石井

 適度な厚さに丸みを帯びたボディは、横持ちでもホールドしやすい。メインカメラとして、F1.8の標準画角のカメラと、F2.4の135度超広角カメラするデュアルカメラが、この機種の目玉機能だ。

 135度の超広角は、スマホでは体験したことがない画角。人間が一度に把握できる視野が約90度というから、目で見ていない範囲まで撮影できることになる。街角のスナップショットで表現の幅が広がりそう。

標準カメラ(左)と超広角カメラ(右)でそれぞれ撮影

 面白いのが「マルチビュー」モード。超広角・広角のメインカメラと、広角のインカメラの3つで同時に撮影し、1枚の写真に合成してくれる。実用するかはそのユーザー次第だろうが、その場の人や風景と自撮りを同時に残せるというのは、なかなか楽しい発想だ。

 暗い場所でもくっきりと撮影できる。オートモードでは、シャッタースピードを落としすぎるのだろうか「ここまで明るく写るのか」という仕上がりになることが多かった。夜間はマニュアルモードで露出を調整した方が良さそう。

マルチビューモード
オートモードで夜間の街角を撮影