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楽天モバイルの「海外SIM」、音声通話やSMSを提供開始

 楽天は、MVNOの「楽天モバイル」で提供している海外渡航者向けのSIMカード「海外SIM」において、音声通話とSMSのサービスを開始した。また、あらかじめ購入した「クレジット」から、利用した分だけ消費するクレジットプランの提供も開始している。

 「海外SIM」は3月10日からデータ通信サービスを提供していたが、4月1日から音声通話とSMSも利用可能になっている。あらかじめ購入する「地域別パック」には「通話+SMS」が追加されており、これを購入することで通話とSMSを利用できる。

 また料金プランは、従来から提供している、訪問地域に合わせてデータ容量を購入する「地域別パック」のほかに、「クレジット」を購入しておき、利用した分だけが課金されるクレジットプランも選択できるようになっている。クレジットプランは、地域別パックに含まれない国や、少しだけ使うユーザー向けとしている。国・地域により7つのゾーンに分けられ、ゾーンごとに料金が異なる。

楽天モバイル「海外SIM」

 「海外SIM」は、Cubic Telecomが提供する、世界190の国・地域に対応した海外渡航者向けのSIMカード。プリペイド式の地域別パックとして、国際ローミングサービスより安価に利用できる料金体系を採用する。

 渡航先における日本からの通話の受信については、普段日本で利用している電話番号から別途購入する「日本番号」に転送する設定にしておけば、電話をかけてきた相手は日本国内の通話料で通話が可能。渡航先の国の電話番号を購入できる「渡航先番号」も用意されている。日本番号と渡航先番号は、有効期間が1カ月で、それぞれ1272円(免税)。

 「海外SIM」ではスマートフォンアプリも用意され、ポータルサイトと同じように、利用状況、地域別パックやクレジットの追加購入が可能。アプリのiOS版は近日中に公開予定としている。

 「海外SIM」の初期費用は、SIMカード代の3000円(税抜)で、主要国で使える30MB分のデータ通信量が付属する。利用料の決済は楽天ID決済。

 地域別パックは、データ通信の北アメリカパックが50MBで880円、200MBで2040円など。通話+SMSは北アメリカパックが100分+100通で4290円(いずれも免税)などとなっている。

スマホアクセサリーを販売

 楽天はまた、「楽天モバイル 楽天市場店」にて、スマートフォンのケースや保護フィルム、モバイルバッテリー、充電器、SDカード、イヤホンなどを「R Mobile SELECT」シリーズとしてラインナップし、販売を開始している。

太田 亮三