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不審者を識別して警告、AI防犯カメラロボ「アースアイズ」

 アースアイズは、AI(人工知能)を搭載した防犯カメラ「アースアイズ」を6月に発売する。価格は、6万5000円(税別、以下同)。通信用のWi-FiモジュールやSIMモジュールは別売。月額使用料は2340円。

アースアイズ

 発売に先立ち4月より、購入予約を受け付ける。同社では、4月20日に東京・銀座に「アースアイズ」をデモンストレーション展示するショールームをオープンする。

 「アースアイズ」は、壁や窓に取り付けて使う防犯カメラ。不審者などの動きを検知し、音声や光で警告・通報する。検知された不審者の情報は、アプリやメールなどでユーザーに、リアルタイムで通知される。

設置イメージ

 270度の魚眼カメラと3次元LEDセンサー、顔認証システムを搭載。人物の位置や動きを立体的に把握して、その性別や世代などを判別する。ストーカーなど、特定の人物を識別して警告することもできる。

 360度対応の音源認識センサーも備えており、異常音に対してどの位置から鳴った音かを識別し、事件や事故を把握する。

家庭向け防犯機能イメージ

 6月に発売される第一世代では、家庭向けの屋外防犯機能を備える。今後、家庭向けに高齢者や幼児の見守りなどの屋内安全機能も利用できるようになる予定。

 企業向けには、万引き犯などを検知する店舗防犯機能が利用可能。また、企業の要望に応じたカスタマイズに対応する。

見守り機能イメージ ;;;;;;
店舗向け防犯機能イメージ

 本体はカーボン/強化プラスチック製で、ワイヤレス給電に対応する。窓の内側に給電パッドを取り付けて、外側に磁石で貼り付けた本体に対して、窓越しに給電できる。

 今後登場する次世代機では、臭覚センサーや温度識別センサーなどを搭載し、ガス漏れや火災の検知も可能になる見込み。

【追記 2016/4/4 19:10】
 4月4日、アースアイズの広報担当者は、SIMモジュールに非対応となること、カメラの視野角が最大170度に仕様変更されること、予定価格が6万9800円となることを案内した。詳細は関連記事を参照。

石井 徹