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IIJmio、ユーザー自身でMNP転入時の開通手続きが可能に

インターネット申込での空白期間を解消

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は、個人向けのMVNOサービス「IIJmio高速モバイル/Dサービス」へのMNP転入時の開通手続きをユーザー自身が任意のタイミングで行える「おうちでナンバーポータビリティ」の提供を開始する。9月16日申込分から利用できる。

 従来、MNPを利用して電話番号を引き継ぐ形でドコモ系のMVNO回線をインターネット経由で新規契約する場合、MVNO側で開通作業を行ってからSIMカードを発送していたため、新しいSIMカードが到着するまでの数日間、電話が利用できない状況となっていた。

 今回提供が開始される「おうちでナンバーポータビリティ」により、開通作業をユーザーが任意のタイミングで行えるようになるため、電話を使用できない期間がなくなる。ユーザーは、送付された新しいSIMカードを端末に装着し、別の電話機で開通センターに電話をかけ、音声ガイダンスに従って操作することで、開通作業を行える。開通直後より電話と低速通信(200kbps)が使用可能となり、数十分後に高速通信が行えるようになる。

 なお、MNPでは、旧契約事業者でMNP予約番号を発行してから15日以内に新契約事業者への転入手続きが完了している必要がある。今回のケースでは、ユーザーが開通作業を忘れてしまったり、意図的に作業を行わなかったりすることも想定されるが、申込を受理した時点で契約自体が成立するため、手続きの有効期間が経過した時点で強制的に回線が切り替わる。

 このほか同社では、「IIJmio 秋のプレゼントキャンペーン」を9月16日~10月30日にかけて実施する。3000GB(3TB)分のクーポンを抽選で30名にプレゼントするほか、ファミリーシェアプランを申し込んだユーザーのうち抽選で5名に3万円分の食事券をプレゼントする。また、期間中はSIMカードのサイズ変更や追加の手数料(2000円)を無料(1回線につき1回)となる。

湯野 康隆