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iPadでRAW現像、「Adobe Lightroom mobile」
年内にiPhone対応予定
(2014/4/8 14:50)
アドビシステムズは、スマートフォンやタブレット向けの写真現像ソフト「Adobe Lightroom mobile」を発表した。対応環境はiOS 7以降のiPad(第2世代以降)で、iPhoneは年内にサポートする予定。Androidの対応時期は未定。同アプリの利用は、同社が提供するユーザー向けプログラム「Creative Cloud(有料)」の会員になることが条件。すでに会員であれば追加料金なしで利用できる。なお、30日間は無料で提供している。
プログラム | 月額料金(不課税) |
---|---|
Photoshop 写真家向けプログラム | 980円 |
Creative Cloud 個人版 通常版 | 4980円 |
Creative Cloud グループ版 通常版 | 6980円 |
Creative Cloud 学生・教職員個人版 | 1980円 |
「Adobe Photoshop Lightroom」は画像ファイルの管理、現像、編集が可能なソフトウェアとして、プロフォトグラファー、アマチュア(写真愛好家)向けに提供されてきた。今回新たに、モバイルに対応するソフトとしてAdobe Lightroom mobileを提供する。これにより、クラウド上に保存されたRAWデータを、iPad上で現像・加工・整理が可能になる。
通常のLightroomで利用できるRAWデータや、TIFF、JPEGなどの画像フォーマットをサポートしており、各種機能がiPad上で利用可能になる。大容量の画像ファイルであっても、Lightroom 5の「スマートプレビュー」上のデータを利用し、iPadでの編集内容がクラウド上で同期される形になるため、メモリを圧迫することなく作業ができる。
モバイルならではのメリットとしては、端末で撮影した写真がそのまま編集できるほか、通信環境下であればいつでもメールやSNSなどの共有が可能になる。編集後の画像はJPEG形式でiPadのカメラロール内に保存することもできる。カラーマネジメントには対応していない。
ターゲットユーザーは、「Adobe Photoshop Lightroom」と同じく、プロフォトグラファーやアマチュア(写真愛好家)が想定されている。