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MM総研調査、2012年度の端末国内シェア1位はAppleに

 MM総研は、2012年度通期(2012年4月~2013年3月)の国内の携帯電話出荷数を調査し、結果を明らかにした。

 2012年度通期の携帯電話出荷数は4181万台、前年度比2.2%減になった。半期別にみると下期に伸び悩んだものの、4半期連続で2000万台規模を維持している。同社では、スマートフォンの性能進化に刺激された買い替えや、キャリア間の乗り換えが増加した結果と分析している。4181万台の出荷数のうち、スマートフォンの出荷数は2972万台で、前年度比23%増、総出荷数に占める割合は71.7%になった。

 メーカー別シェアでは、通期として初めてAppleが1位を獲得。出荷数は1066万台で、前年度比47%増だった。シェアは25.5%で、前年度比8.5ポイント増。Appleは半期ごとの出荷数では3半期連続で1位を維持しており、2012年度はソフトバンクとKDDIに通期で端末供給したことで出荷数を伸ばした。

 メーカー別シェアの2位は富士通で、出荷数は前年度比21.5%減の601万台、シェアは前年度比3.5ポイント減の14.4%になった。3位はシャープで、出荷数は前年度比18.6%減の585万台、シェアは前年度比2.8ポイント減の14%。

 MM総研では2013年度の総出荷数を4220万台、スマートフォンはこのうち3240万台と予測している。また、2014年度の総出荷数は4370万台、2015年度は4330万台、2016年度は4380万台、2017年度は4400万台と予測している。

2012年度通期 国内携帯電話出荷数シェア 出典:MM総研

太田 亮三