手に馴染むフォルムに4色のボディカラー「SH-03E」


 「SH-03E」は、3インチのディスプレイを搭載し、持ちやすいフォルムやカラーバリエーションが特徴のシャープ製のFOMA端末。フィーチャーフォンとしてSTYLEシリーズに位置付けられ、12月に発売される。価格は1万円台半ばとなる見通し。


 

 「SH-03E」は、通話やメールなどの基本機能を重視するユーザーでも、20代など比較的若い年齢層をターゲットにした端末。10代のユーザーが利用することを想定したペアレンタルコントロールの「親子モード」や防犯ブザーなどの機能も用意されている。親子モードでは、メールやiモード、ワンセグ、iアプリなど、機能ごとにロックをかけられるほか、電話帳に登録されていない相手への発信を禁止することが可能。また、親子モードを設定することで、サイドキーの長押しで大音量のブザーを鳴らすことができ、簡易的な防犯ブザーとして利用できる。親子モードは従来、富士通製のフィーチャーフォンに搭載されてきた機能で、シャープ製端末に搭載されるのは初めて。

 Orange、Pink、White、Blackと4色のカラーバリエーションが用意され、各色ともディスプレイ側背面は光沢があり、テンキー側背面はマットな仕上がりになっている。また、Orangeはオレンジ色と黒色のツートンカラーとなっているほか、Blackはディスプレイ側背面にヘアライン加工が施されているなど、ボディカラーごとにデザインに特徴がある。

 テンキー側のボディはラウンド形状で持ちやすさに配慮されたデザインで、重さも約110gと軽量。テンキーは各キーの中央部が盛り上がって押しやすいアークリッジキーとなっており、キーのフォントもボディカラーごとに異なっている。

 前モデルにあたる「SH-11C」と比較してCPU性能も強化され、ルネサス製「AG5」は1.2GHzで駆動。動画処理やグラフィック処理に利用するコアも強化されている。ecoモードでは消費電力を抑える設定を行える。

 アプリケーションをグループ分けできる「Docomo Palette UI」に対応する。Twitter、Facebookの閲覧・投稿ができるiアプリのほか、「ぷよぷよフィーバーDX」の体験版のiアプリもプリインストールされる。

 フルワイドVGA(854×480ドット)サイズ、最大1677万色表示のTFT液晶ディスプレイを搭載。カメラは500万画素。インカメラは搭載されない。通信方式はFOMAで、下り最大7.2Mbps、上り最大5.7Mbps。IPX5/IPX7の防水性能、IP5Xの防塵性能を備えている。そのほか、GSM、おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信、iコンシェル、エリアメールに対応。GPSは非搭載。miniUIMカードを採用する。

 バッテリー容量は820mAh。連続待受時間、連続通話時間は未定。大きさは約110×49×14.9mmで、重さは約110g。


 




(太田 亮三/鈴木友博)

2012/10/11 12:08