ちょい足しリング搭載の「HONEY BEE 201K」


 「HONEY BEE 201K」は、女子中学生をメインターゲットに据えた京セラ製のAndroid 4.1搭載スマートフォン。2013年1月下旬以降に発売される予定。

 女子中学生向けスマートフォンとなり、キュートでポップなデザインを採用したラウンドフォルムのコンパクトモデルとなっている。ディスプレイ下のバックキー、ホームキー、メニューキー、メールキーは、前モデル「HONEY BEE 101K」同様に独特なデザイン(並び順は変更された)となっており、今回はさらに端末の右上に大きなストラップホール「ちょい足しリング」を装備し、アクセサリーなどが付けやすくなっている。

 左側面に電源キー、音量キーを搭載し、その間に好きな機能を割り当てられるユーティリティキーを搭載する。前モデルで右側面に搭載していたカメラキーは廃されたが、ユーティリティキーにカメラ起動を割り当てることはできる。

 前モデルに比べると、前面部やカメラレンズ回りのフレームなどはラメのないフラットな処理になり、背面のスピーカー穴も普通の形状となり、大きくカスタマイズされていたホーム画面もオーソドックスなデザインに近くなるなど、より広い層にもアピールできるデザインとなっている。一方でソフトウェアキーボードもカラフルになっているなど、HONEY BEEらしいポップなデザインテイストが全面にわたって採用されている。

 ディスプレイは前モデルの3.5インチから3.7インチに大型化された。解像度は同じ480×800ドット。本体サイズはあまり変わっていないが、重さは133gから129g(暫定値)へと軽量化している。一方でバッテリ容量は1240mAhから大幅に増えて2000mAhのものを搭載している。

 比較的若い層向けにデザインされた端末ではあるが、中身は最新のハイエンドモデルとそれほど遜色ないものとなっていて、プラットフォームにはAndroid 4.1を採用し、Google Nowなどにも対応する。プロセッサには1.5GHzのデュアルコア(MSM8960)でシステムメモリは1GB、内蔵ストレージは4GB。カメラは背面に810万画素、内向きに200万画素のものを搭載し、内向きにも照明LEDを搭載するため、暗い場所でも自分撮りがしやすくなっている。

 SoftBank 4G(AXGP)および900MHz帯の「プラチナバンド」に対応する。防水やワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信、緊急速報にも対応。無線LANは802.11a/b/g/nに、Bluetoothも4.0に対応している。

 大きさは約57×121×12.9mm、重さは約129g(いずれも暫定値)。ボディカラーはホワイトピンク、ピンク、オレンジ、グリーン、グロッシーパープルの5種類。


 




(白根 雅彦/津田 啓夢)

2012/10/9 11:21