シャープ、TOEIC対策コンテンツ搭載の携帯型電子辞書


Brain PW-AC20

 シャープは、QWERTYキーを備え、片手で操作できるスマートフォンのような外観の電子辞書「Brain PW-AC20」を2月10日に発売する。オープンプライスだが店頭価格は1万5000円前後になる見込み。

 「Brain PW-AC20」は、移動中でも利用しやすいよう、片手サイズに仕上げられた電子辞書。スマートフォンのような形状で、昨夏に発売された「Brain PW-AC10」の後継モデルとなる。ただし、先代のAC10が旅行先での利用を想定した製品であったのに対し、発売後は40~50代のビジネスパーソンから支持され、出張時や出勤時の移動中に利用されることが多かったため、今回のAC20はビジネス層でのニーズが高い「TOEIC対策」に注力したモデルとなっている。

 収録コンテンツは、広辞苑 第六版や漢字源、ジーニアス英和辞典、OXFORD 現代英英辞典といった定番といえる書籍に加えて、「キクタン」「キクジュク」といった英語学習コンテンツや、TOEICの問題(Part5)にフォーカスした「1日3分TOEIC Test Part5」や文法力の強化を図る「新TOEICテスト文法特訓プログラム」が用意される。

 ハードウェアは先代モデルとほぼ同等だが、英語のリスニング能力を鍛えるコンテンツを利用できることからイヤホンジャックが新たに搭載されている。なお、楽曲や辞書などコンテンツの追加はできない。大きさは68.6×118.6×11.8mm(最厚部18.8mm)、重さは訳98g。単4アルカリ電池2本で約110時間動作する。

3色展開イヤホンジャックを装備
右側面背面
キー部TOEICコンテンツに注力
ジーニアス英和辞典での表示例「キクタン」でリスニングしながら単語の説明文を参照する
先代モデルがビジネス層に支持されたのは想定外だったという先代モデルも併売
収録されるTOEIC対策コンテンツ利用例

 



(関口 聖)

2011/1/24 14:21