ドコモ、工学院大と「モバイル空間統計」の共同研究

　NTTドコモは、「モバイル空間統計」活用の研究の一環として、2010年11月22日～2011年3月31日にかけて、工学院大学と防災計画分野における有用性検証に関する共同研究を実施する。

　「モバイル空間統計」は、携帯電話サービスを運用する際に使われる、位置データや属性データといった運用上のデータ統計処理に活用し、人口分布の推計値をまとめたもの。工学院大学との共同研究では、「モバイル空間統計」を利用して災害発生時の帰宅困難者数を推計し、この推計値を基に工学院大学が各市区町村の帰宅困難者の動向や課題抽出、対策提案を行う。研究対象となるエリアは東京都全域。

　なお、NTTドコモでは「モバイル空間統計」において、東京大学とまちづくり分野での研究を行なっている。