ベネッセの中高生向け携帯サービス、2011年2月末で終了


 ベネッセコーポレーション(ベネッセ)は、中高生をメインターゲットにしたMVNO型携帯電話サービス「ベネッセモバイルFREO(フレオ)」を2011年2月末で終了することを明らかにした。

 「ベネッセモバイルFREO」は、ソフトバンクモバイルからネットワークを借り受けて提供されているMVNO型携帯電話サービス。ベネッセでは、進研ゼミ会員を対象にしたサービスと位置付け、2010年2月~5月に会員を募集。子供が携帯電話の使い方をコントロールできるサービスとして提供する方針を掲げていた。しかしながら、予定していた契約数に達せず、今回、サービス終了を決定した。

 ベネッセでは「契約数が予定に達しなかったのは、当社の設定価格が少し高額と受け止められたためと分析している。そして特徴の1つとしていた安心・安全という面でも大手キャリアのサービス拡充により差別化要素としては相対的に薄れてしまった」とサービス終了の背景を説明する。現在契約中のユーザーについては、サービス終了まで利用可能で、他社へ携帯番号ポータビリティ(MNP)で移行する場合などで発生する費用は、ベネッセが負担する。また中途解約時の違約金などはかからないとのこと。

 



(関口 聖)

2010/10/25 19:48