ドコモ、フルキーボード搭載の「N-08B」を8月6日発売
NTTドコモは、QWERTYキーボードを搭載するNEC製FOMA端末「N-08B」を8月6日に発売する。店頭価格は、新規契約で6万前後、契約変更は5万円台後半になる見込み。
「N-08B」は、ノートパソコンのような形状を採用したNEC製FOMA端末。いわゆるスマートフォンではなく、iモード端末となるが、一般的な携帯電話より大きめなボディサイズになる一方、キーピッチ約12.7mmというQWERTYキーボードでパソコン風の文字入力を実現している。キー配列はパソコンのものに近いが、一部の記号などで独特の配置になっている部分もある。
4.6インチ、854×480ドット、1677万7216色表示のフルワイドVGA液晶ディスプレイを搭載する。外側のカメラは搭載しないが、テレビ電話や自分撮りなどに使える内向きの33万画素カメラが用意されている。iモード、iモードメール、着うたフル、iコンシェル、iアプリ、iチャネル、赤外線通信、microSDHCカード(最大16GB)などが利用できる。GPSやおサイフケータイには非対応。メール機能では、iモードメールのほか、POPメールのサーバーへアクセスすることもできる。
特徴的な機能として、無線LAN(Wi-Fi)機能を搭載し、アクセスポイント経由でインターネットへ接続できるほか、「N-08B」が無線LANアクセスポイントになる「アクセスポイントモード」が利用できる。また、NECのホームサーバークライアント「Lui」をサポートしており、NECカシオモバイルコミュニケーションズ提供のパソコン向け専用ソフトを自宅パソコンへ導入していれば、外出先の「N-08B」からLui導入済みパソコンを遠隔操作できる。
なお、アクセスポイントモード利用時のパケット通信料は、「パケ・ホーダイ ダブル」契約時で、上限月額1万395円となる。また「Lui」利用時の通信も、iモード以外のパケット通信という扱いで、ドコモのインターネット接続サービス「mopera U」と契約していれば上限5985円に、契約していなければ上限1万395円になる。なお、旧来の「パケ・ホーダイ」ユーザーがアクセスポイントモードやLui機能を利用する場合、上限なしの従量料金が課せられることになる。なお、ドコモでは「Lui」利用時の通信はWi-Fiの利用を推奨している。
「N-08B」の大きさは約80×180×18.1mm(最厚部 約18.9mm)で、重さは約300g。ボディカラーはultimate black。連続待受時間は約1000時間。連続通話時間は約380分。
2010/8/2 16:09