EMILIO PUCCI秋冬コレクション、「SH-08B」披露


EMILIO PUCCIコラボモデル「SH-08B」

 EMILIO PUCCI(エミリオ・プッチ)は、6月3日、2010年/2011年秋冬コレクションのファッションショーを開催するとともに、6月4日よりNTTドコモから発売されるシャープ製のEMILIO PUCCIコラボモデル「SH-08B」をアピールした。

 東京・恵比寿の会場にはキャットウォークが設置され、軽快な音楽が流れるなか、EMILIO PUCCIの洋服をまとったモデルらが堂々としたウォーキングを披露した。キャットウォークを囲む数百名の招待客は、颯爽と歩くモデルの出で立ちを注意深く目で追っていた。

 司会者によれば、EMILIO PUCCIが今回の規模でコレクションを披露するのは国内では初めてのことだという。秋冬コレクションは3月にイタリア・ミラノで発表されたもので、デザインはピーター・デュンダスによるもの。

 ショーでは、NTTドコモの執行役員 プロダクト部長の永田清人氏、シャープ執行役員 通信システム事業本部長の大畠昌巳氏らがスピーチを行った。永田氏は、一人一人のライフスタイルに最適なデザインを目指していると話し、EMILIO PUCCIコラボモデル「SH-08B」は女性のライフスタイルにぴったりだと話した。

 シャープの大畠氏は多くの人が携帯電話を持っている中で、いかに携帯電話を買い換えてもらえるかを考えているとし、そうした中でデザインが非常に重要であると語った。同氏は、EMILIO PUCCIの妥協を許さないこだわりがシャープのデザインチームにも非常に参考になったと述べた。


永田氏大畠氏

左からフェリーチェ・リモザーニ氏、LVJグループ エミリオ・プッチ カンパニー プレジデント&CEO権藤嘉江子氏、ラウドーミア・プッチ氏

 また、創業者エミリオ・プッチの娘で、現在EMILIO PUCCIブランドのイメージディレクターを務めるラウドーミア・プッチ氏は、携帯電話とのコラボレーションは長年の夢だったなどと語った。なお、端末内部のデザインは、フェリーチェ・リモザーニ氏が手がけたもの。リモザーニ氏は、携帯電話を操作すること、メニュー画面などの視覚的なイメージを感じることを「クリックとブリンクを感じて欲しい」という表現で説明した。

 このほか、会場にはタッチ&トライコーナーなども設けられており、EMILIO PUCCIをまとった招待客らが使用感を味わう姿が見られた。

 EMILIO PUCCIコラボモデル「SH-08B」では、ムーンライト・シルバーのみ3万台の数量限定で販売される。限定モデルには、EMILIO PUCCIの代表的な柄であるVIVARA柄をモチーフとしたメモリカードリーダー・ライターが同梱される。また、携帯電話の発表を記念して、6月9日より伊勢丹新宿店(本館1階)において、端末内部のビジュアルアートと揃いの携帯ストラップ(1万2600円)やコスメケースなどが販売される。


 



(津田 啓夢)

2010/6/3 19:34