ソフトバンクとUstream、USTREAM Asiaを設立


 ソフトバンクと米Ustreamは、アジアでの事業展開をはかる合弁会社「USTREAM Asia」を設立することで合意した。

 ソフトバンクでは1月、インターネットでのリアルタイム映像配信を行えるようにするサービス「Ustream」を提供する米Ustreamに対し、2000万ドル(約18億円、出資比率13.55%)を出資。今回設立されるUSTREAM Asiaは、アジアでの事業展開を目指して設立されることになり、まずは日本での事業展開に注力する。4月の「Ustream」日本語化はその一環で、iPhone向けアプリの日本語版も提供する。18日時点では、ビューアーアプリの日本語版が提供されており、配信アプリは近日提供される見込み。

 ソフトバンクの孫正義社長は、18日に開催されたソフトバンクモバイル夏モデル発表会後の囲み取材において、「米国ではテレビ局とUstreamが協力し、番組予告や番組終了後の映像をUstreamで流し、視聴率向上に繋げている」などと語り、テレビ局と競合するサービスではないとの見方を示した。

 



(関口 聖)

2010/5/18 17:57