特製ガンプラ同梱の「945SH G」、デカールなどでアレンジも


945SH G

 「945SH G Ver.GP30th」は、同時発表のシャープ製端末「945SH」をベースにした派生モデル。アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル、通称“ガンプラ”の発売30周年記念製品という位置づけで、特製プラモデルと各種グッズが付属する。5月19日よりソフトバンク携帯電話取扱店、および直営オンラインショップで予約を開始。価格は、月月割適用時の実質負担額で7万4000円程度となる見込み。発売時期は9月中旬以降。

 「945SH G」は、根強い人気を誇るガンプラの世界観を再現。専用パッケージに加え、“ファースト(初代)ガンダム”と呼ばれる「RX-78-2」の特製プラモデルを同梱する。ガンプラ30周年記念製品では初の100分の1スケールモデルとなっている。

 同梱ガンプラは、人体内部の骨や関節に相当する部分をフレーム化し、一部に金属部材を用いた「メタルインフレーム構造」を採用。なお、ファーストガンダムはこれまで複数回プラモデル化されているが、945SH G同梱モデルは今回新規にリリースされる製品という。

 携帯電話本体についても、劇中に登場する型式番号表記やガンダムをイメージさせるデザインがあらかじめ施されている。ワンセグアンテナはビームサーベルのグリップ部分、黄色く塗装されたレンズ外周部はビームライフル照準部、ボタン面はコックピットをモチーフとした。

 付属するデカールを貼り付けることで、実際のプラモデル感覚のカスタマイズが可能。デカール自体は1回限りの使い捨てだが、貼り付け跡が残らない程度の粘着力で、多少の防水性もある。945SH G自体も防水仕様のため、風呂へ持ち込む程度の使用には耐えられるという。

 また電池蓋は通常仕様のものに加え、ガンダムが使用する盾をモチーフにした特別版があわせて付属する。十字の飾り部分が浮き彫り加工され、交換することでガンダムのイメージが強調されるが、アンテナや認証製品としての都合上、おサイフケータイを使用できるかは未保証となる。確実におサイフケータイを使いたい場合は通常仕様品を装着する必要がある。

 専用充電台は、携帯電話と同梱プラモデルを同時にセットできる。充電開始時には特別ムービーなどが再生される。また充電台自体も、劇中に登場したカタパルト風のデザインに仕上がっている。

 携帯電話の仕様は、基本的に945SHに準じており、ケータイWi-Fi機能、IPX5/IPX7相当の防水および防塵性能を素寝る。メインディスプレイは約3.4インチ、ワイドVGA(480×854ドット)、最大1677万色表示のNewモバイルASV液晶。サブディスプレイは約1.4インチ、64×192ドット、1色表示の有機EL液晶。

 1210万画素のCCDカメラは、オートフォーカスおよびハイビジョン撮影に対応する。またメール着信音などもガンダム仕様になる予定だが、具体的な収録コンテンツ数などは未定。新製品発表会でも端末の見本品が展示されるのみにとどまっている。

 このほかのおもな機能は、ケータイWi-FiやGPS、3Gハイスピード(下り7.2MbpsのHSDPA/上り1.4MbpsのHSUPA)、世界対応ケータイ(GSM)、モバイルウィジェット、ワンセグ、おサイフケータイ、PCサイトブラウザ、Bluetoothなど。外部メモリカードはmicroSDHCカードに対応する。

 本体サイズは約51.5×112.5×18.2mmで、重さは約140g(いずれも暫定値)。連続待受時間および通話時間は、W-CDMAとGSMのいずれも「測定中」としている。本体カラーはGホワイトの1色のみ。


 



(森田 秀一)

2010/5/18 11:11