シャープ、Androidアプリ開発者向け専用端末を発売
シャープは、ソフトウェアプラットフォームに「Android」を採用した開発者向け専用端末「JN-DK01」の販売を開始した。
「JN-DK01」は、auのシャープ製スマートブック「IS01」(6月上旬以降発売)をベースにした、Androidアプリ開発者向けの専用端末。携帯電話網では通信できないが、無線LAN(Wi-Fi)経由でインターネットへ接続できる。ソフトウェアプラットフォームにAndroid 1.6(Linuxカーネルバージョンは2.6.29)を採用する。
注文は、シャープの開発者向けサイトで受け付ける。同サイトの会員(登録無料)向けに提供される。価格は9万4800円。開発できるアプリケーションの解像度は854×480ドットで、また、通話など携帯網を利用するAPIは搭載されているものの、実際には動作しない。シャープ独自のAPIとして赤外線データ転送やLEDフラッシュライトカメラ、開閉通知などが用意されている。IS01向けアプリを検証できるが、その一方で同機種向けの開発だけと限定されているわけではない。IS01では赤外線通信などを搭載しており、そういった日本市場に求められる機能を検証する際に利用できる。開発したアプリは、Androidマーケットで公開できる。
ディスプレイは静電容量式のタッチパネルで、約5インチ、960×480ドットのNewモバイルASV液晶。メインカメラは約527万画素のCMOSカメラで、サブカメラは約43万画素のCMOSカメラ。大きさは約83×149×17.9mmで、重さは約227g。本体カラーはBROWN。
2010/5/12 16:11