パイオニア、エアーナビの新モデルを発表


AVIC-T07

 パイオニアは、持ち運びできるPNDタイプのカーナビ「カロッツェリア エアーナビ」の新モデルを6月下旬に発売する。店頭価格は、5.8型ディスプレイを搭載する「AVIC-T07」が6~7万円程度、4.8型ディスプレイを搭載する「AVIC-T05」が5~6万円程度になる見込み。

 新モデルでは、文字入力や地図のスクロールなどのレスポンス向上をはじめ、基本機能がブラッシュアップされたほか、2013年10月まで追加料金不要で毎月地図データの更新が可能となった。インターネットに接続したパソコンにmicroSDカードを装着し、最新の地図データを取得、そのmicroSDカードをエアーナビに装着することで、地図データが最新の状態に更新される。

 従来のエアーナビ同様、別売の通信モジュール(ソフトバンク網のHSDPA/W-CDMAを使用)を装着することで通信ナビとしての機能が利用できるようになり、スマートループ渋滞情報の取得が可能となる。AVIC-T07は、FM-VICSチューナーを内蔵しており、VICS情報の受信にも対応している。なお、今回のモデルはBluetooth非対応となっており、通信ナビの機能を利用するには通信モジュールが必須となっている。

 また、吸盤タイプの取り付け金具が採用され、脱着が容易になった。このほか、燃費表示が行えるウィジェットを常時表示させられる機能や、急発進を感知して警告する機能など、エコドライブに関連した機能も盛り込まれている。

 本体の大きさは、AVIC-T07が178×99×35.8mm、AVIC-T05が154×95.1×25.8mm。重さはAVIC-T07が500g、AVIC-T05が315g。ディスプレイの解像度はともに800×480ドットで、ワンセグの受信やWMA/MP3/AAC/WAV/WMV/MP4/AVIの再生に対応する。

 今回発表された2モデルのうち、AVIC-T05についてはスペシャルカラー(プレシャスグリーン)の数量限定モデル「AVIC-T05-S1」も販売される。こちらの価格は、通常モデルと比べて5000円程度高くなる見込み。

 同社ではこのほか、ハイエンドモデルの「サイバーナビ」、インダッシュ型のエントリーモデル「楽ナビLite」の新モデルにも発表している。

AVIC-T05AVIC-T05-S1


(湯野 康隆)

2010/5/6 15:07