Android向けに拡張現実(AR)の実験アプリ配信


 フューチャースコープは、観光客などをターゲットにしたAndroid端末向け拡張現実アプリ「TravelCamerAR」(トラベルカメラ)のβ版の配信を15日より開始する。利用料は無料で、Androidマーケットでダウンロードできる。

 今回配信される「TravelCamerAR」は、地図上にお気に入りのスポットを登録したり、カメラのファインダー画面で登録したお気に入りスポットの方角や距離を確認できる拡張現実(AR:Augmented Reality)アプリ。地図モードではGoogleマップを利用し、周辺のお気に入りスポットや写真を撮影した場所をを地図上に登録できるほか、ルート検索などが可能。カメラモードでは、ファインダー画面を利用して地図上に登録したアイコンの方角や距離を確認できる。

 今回公開されるβ版では、Android端末に情報を蓄積し、利用した感想などを広く募集する。iPhone版が2010年夏までに公開される予定のほか、ネットワークと連携できるAndroid版が2010年秋に提供される予定。

 同社では今後、地方都市や商店街から観光や交通機関、飲食店の情報を同アプリ向けに移植する方針で、外国人観光客向けの英語化なども検討されている。

 同アプリはAndroidマーケットの「旅行」カテゴリーで配信されており、検索フォームで「トラベルカメラ」と入力することでもダウンロードページにアクセスできる。

マップモードカメラモード

 

(太田 亮三)

2010/2/15 15:03