12.2メガカメラ搭載のスリム防水モデル「F-03B」
F-03B(TITANIUM BROWN) |
「F-03B」は、薄さを追求しながら12.2メガカメラを搭載した富士通製の折りたたみ型FOMA端末。SMARTシリーズのモデルとなる。2009年11月~12月発売予定。
端末は上質感を演出している一方で、PRIMEシリーズと同程度の高いスペックとなっている。端末の主な仕様は「F-01B」と同等となるため、「F-01B」の記事も合わせて参照いただきたい。「F-03B」は、「F-01B」と異なり、タッチパネル、地磁気センサー(電子コンパス)などが非搭載となる一方、名刺リーダー機能が搭載されている。
デザインは大人を意識した高級感を演出しており、背面パネルはヘアライン加工されたステンレスパネルを採用。「SMART」シリーズらしく“スマート”な印象を与えている。ヒンジ部にはワンプッシュで端末が開閉できるオープンアシスト機能を搭載する。
なお、「TITANIUM BROWN」という特別なカラーラインナップが用意されており、こちらはヘアライン加工されたチタン素材が採用されている。また、オープンアシストボタンは18金を採用し、決定キーなどは金メッキ処理が施されている。なお、チタン素材は一般に強度や耐蝕性、軽さなどが特徴となるが、「F-03B」では通常ラインナップと素材による差はほぼないとのこと。「チタン」という素材の持つイメージを採用し、高級感などを演出しているというわけだ。端末価格は「TITANIUM BROWN」のみ若干高くなるという。
このほかデザイン面では、背面パネルのサブディスプレイ部付近に小さくLEDが仕込まれている。主張過ぎることのないさりげない演出だが、パネルにレーザーで小さな穴を開けてLEDを透過させるなど手が込んだ仕掛けとなっている。
「F-01B」相当のスペックとなるため、IPX5/7/8相当の防水性能があり、また、IP5X相当の防塵性能も搭載されている。
メインディスプレイは、3.0インチ、フルワイドVGA(480×854ドット)サイズ、26万2,144色表示のTFT液晶を搭載、サブディスプレイは約0.8インチ、96×39ドットのモノクロ有機ELとなる。
カメラは約1220万画素のCMOSを搭載し、画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を実装している。ISO25600相当の高感度撮影に対応し、動く被写体にピントを合わせ続ける「トラッキングオートフォーカス」といった機能が用意される。顔認識機能も用意されており、あらかじめ登録した被写体に優先してピントを合わせる機能を搭載。フィルムカメラ換算で28mm相当の広角レンズを装備している。インカメラは約32万画素CMOSとなる。メモリカードは、最大16GBのmicroSDカードに対応する。
また、名刺リーダー機能を搭載しており、カメラで名刺を撮影してアドレス帳に名前などが登録できる。発表会場は照明の関係もあり、実際の利用環境に則した状態とは言い難く、試してみると「津田啓夢」が「津田啓ミ夢」となってしまった。
セキュリティ関連の機能として、バッテリー側ボディに指紋センサーが搭載される。さらに、microSDカードロック機能、のぞき見防止機能「プライベートビュー/プライバシービュー」をなども用意されている。ドキュメントビューアなども利用できる。
通信方式はHSDPA7.2Mbpsに対応し、海外ではGSMもサポートされる。GPSおよびオートGPS、海外でもGPSは利用できる。iコンシェル、機能拡張されたケータイデータお預かりサービス、Bluetooth、iアプリタッチなども利用できる。
このほか、Blu-rayディスクレコーダーに記録した映像を視聴できる連携機能や、ドルビーモバイルによるサラウンド機能なども搭載する。
大きさは約110×50×13.9mmで、重さは約122g。ボディカラーはTITANIUM BROWN、BLACK、RED、GOLD。連続待受時間は、3Gが約530時間、GSMが約270時間。連続通話時間は、3Gが約200分、GSMが約200分。
BLACK | RED |
GOLD |
2009/11/10 14:08