ソニー、薄型でFOMA/WiMAXを選択できる「VAIO」Xシリーズ


 ソニーは、NTTドコモのFOMA通信モジュールやWiMAX通信モジュールを選択できる薄型のノートパソコン「VAIO」Xシリーズを10月22日に発売する。価格はオープン価格で、店頭予想価格は標準モデルの「VPCX118KJ/B」が11万円前後。Office Personal 2007を追加したモデルが「VPCX119KJ/B」が13万円前後。

VAIO Xシリーズ

 今回発売されるXシリーズは、薄さと軽さ、長時間駆動が特徴のノートパソコン。ボディは薄さ約13.9mm。「VAIOオーナーメード」モデルによるSバッテリー搭載時の最軽量構成では重さ約655gを実現できる。ボディは150kgfの耐圧試験にも耐える堅牢性も実現されている。

 通信モジュールとして、NTTドコモのFOMAに対応する無線WANモジュールを標準搭載しており、下り最大7.2Mbpsの通信速度に対応。「定額データプラン スタンダードバリュー」に対応する。利用には別途NTTドコモとの契約が必要。また、「VAIOオーナーメード」モデルと法人向けカスタマイズモデルでは、無線WANの代わりにWiMAXモジュールを選択することも可能。無線LANもサポートされ、IEEE 802.11b/g/nに対応するほか、GPS機能も搭載される。

 電源にはリチウムイオンポリマーバッテリーを採用し、標準搭載のLバッテリーで最長約10時間、別売りのSバッテリーで最長約5時間、同じく別売りのXバッテリーでは最長約20.5時間の駆動が可能。SバッテリーはXバッテリーとのセットでのみ提供される。

 ディスプレイは11.1インチ、1366×768ドットのワイド液晶。OSはWindows 7 Home Premium(32ビット版)で、CPUはAtom Z540(1.86GHz)。2GBのメモリ(オンボード)、64GBのSSDを搭載する。グラフィックス機能はインテル GMA 500で、チップセットはUS15W。カメラ、Bluetoothも搭載される。

 大きさは最小構成で278×13.9×185mm。ボディカラーはブラックで、「VAIOオーナーメード」モデルではプレミアムカーボン、ゴールドも選択できる。

 



(太田 亮三)

2009/10/8 12:45