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クアルコム、2026年度第4四半期および通期決算を発表――自動車向け好調で過去最高を更新
2026年11月6日 00:00
米クアルコム(QUALCOMM Incorporated)は現地時間の11月4日、2026年度第4四半期(2026年7月〜9月)および2026年度通期の決算を発表した。第4四半期の非GAAPベースの売上高は104億4200万ドル(約1兆6000億円)、希薄化後1株当たり利益(EPS)は2.17ドル(約330円)となり、売上高はガイダンスの上限範囲内で推移した。
第4四半期は自動車向けなどが堅調に推移
半導体事業であるQCTの売上高は90億1500万ドル(約1兆3800億円)を記録した。このうち、自動車向け(Automotive)は前年同期比89%増となる19億9000万ドル(約3050億円)となり、四半期ベースで初めて20億ドル規模に到達した。また、IoT事業は18億8800万ドル(約2900億円・前年同期比4%増)となり、自動車とIoTを合わせた売上高は前年同期比36%増の39億ドル規模(約5980億円)に拡大している。一方で、主力のスマートフォン向け(ハンドセット)は51億3700万ドル(約7880億円)で前年同期比26%減となった。
特許ライセンス事業であるQTLの売上高は13億400万ドル(約2000億円)だった。また、アップル(Apple)や華為技術(Huawei)、トランスシオン(Transsion)との長期的なQTLライセンス契約の更新が行われている。さらに、アマゾン(Amazon)との間で、AIデータセンター向け複数世代の製品協業を進めることも発表された。
2026年度通期業績と今後の展望
2026年度通期の非GAAP売上高は432億4000万ドル(約6兆6300億円)、希薄化後1株当たり利益(EPS)は10.54ドル(約1620円)を記録した。
同社プレジデント兼CEOのクリスティアーノ・アモン氏は、「2027年度は、データセンター事業の立ち上げを含め、スマートフォン以外の分野での売上拡大が本格化する節目の年となる」との見解を示している。非スマートフォン分野の売上高は前年同期比で60%以上の成長を見込んでおり、2027年度のデータセンター事業における売上高目標である50億ドル(約7670億円)を改めて強調した。
なお、半導体業界全体で調達コストが上昇している動向を受け、同社では製品価格への転嫁を進めており、利益率への本格的な改善効果は2027年度後半に反映される見通しを示している。次期(2027年度第1四半期)の売上高ガイダンスについては、104億ドル〜112億ドル(約1兆5900億円〜約1兆7100億円)を見込んでいる。
