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IIJ、IoT向けに「IIJマルチプロファイルSIM 2.0」開始 1枚のSIMでドコモとKDDIを切り替え

 インターネットイニシアティブ(IIJ)は27日、1枚のSIMカードでNTTドコモ網とKDDI網の2キャリアを利用できる通信ソリューション「IIJマルチプロファイルSIM 2.0」の提供を法人向けに開始した。先行してアイテックの無人駐車場システム用通信サービスに採用されている。

1スロットの機器でキャリア冗長化を実現

 IIJマルチプロファイルSIM 2.0は、1枚のSIMカードの中にNTTドコモ網とKDDI網の通信プロファイルを格納し、利用環境に応じて回線を切り替えて利用できるソリューション。

 同社が独自に確立した特許取得済みの回線冗長化技術と、マルチキャリアMVNOとしての強みを組み合わせて製品化された。主に通信の可用性や安定性が求められるIoT分野に向けて提供される。

 SIMスロットが1つの機器でもキャリア冗長化が可能で、デバイス側で死活監視や電波強度の測定に基づく切り替え条件を自由に設定できる。インターネットを経由しない閉域接続にも対応するほか、契約データ容量はキャリアをまたいで合算・共有できるパケットシェアに対応し、どちらのキャリアで通信しても同一の料金体系で利用できる。

 初期費用としてSIM発行費用は。税抜きで1台あたり6000円(最小発注数量:100台)、月額利用料は1000円。データ通信量は1GBあたり月額500円で、キャリアをまたいで合算・共有できる。

アイテックの駐車場精算機などに先行採用

 駐車場設備機器メーカーのアイテックが展開するロックレス駐車場システムやネットワーク対応精算機などに採用される。精算機能のキャッシュレス化に伴い常時接続の重要性が高まる中、設置スペースや機器構成を変えずに国内2キャリアでの冗長化を実現できる点などが評価されたという。

 IoTルーターやゲートウェイなどの対応デバイスは、IDY、ザイン・モバイルテック、アムニモ、センチュリー・システムズ、インタフェース、富士ソフト、コネクシオの7社が対応済み製品を提供している。

 ほかに、アットマークテクノ、サン電子、NECマグナスコミュニケーションズ、マイクロリサーチの4社も対応を予定している。IIJでは、今後も幅広いIoT機器に対応を拡大するとしている。