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Arduino、最大40TOPSの開発ボード「VENTUNO Q」予約受付開始
2026年8月26日 16:24
クアルコム・テクノロジーズ子会社のArduinoは、クアルコムのチップセット「Dragonwing IQ8」シリーズを搭載した開発ボード「VENTUNO Q」の予約受付を開始した。Arduino Storeのほか、DigiKeyやMouserなどで予約できる。
最大40TOPSのデュアルブレイン構造
VENTUNO Qは、最大40TOPSのAI性能を備えるチップセット「Dragonwing IQ-8275」と、リアルタイム制御用のマイクロコントローラー「STM32H5」を組み合わせたデュアルブレインアーキテクチャを採用した。センサーデータをデバイス上で解釈し、オフラインのまま、ただちに物理的な応答を実行できる。
16GBのLPDDR5メモリと64GBのeMMCストレージを搭載し、NVMe SSDを追加できる。OSはCanonicalが提供するUbuntuがプリインストールされる。マイクロコントローラー側では、Zephyr RTOS上で動作するArduino Coreにより、モーターやCAN-FD、PWM、高速GPIOなどの決定論的なリアルタイム制御が可能となっている。
ソフトウェア面では、「Arduino App Lab」を通じて、大規模言語モデル(LLM)や視覚言語モデル(VLM)、音声認識、物体検出など、NPUに最適化されたモデルを利用できる。Hugging FaceのGGUFフォーマットのモデルを導入したり、Edge Impulse Studioを利用してカスタムモデルの学習や量子化を行ったりすることもできる。
量産移行を支える「Works with Arduino」
プロトタイプから量産への移行を支援する新プログラム「Works with Arduino」も発表された。パートナー企業のSECOやToradexから、「Dragonwing IQ8」アーキテクチャを採用した量産グレードのSystem on Module(SOM)が提供される予定。開発者はプロトタイプ段階で構築したソフトウェアスタックやAIモデルを維持したまま、商用製品へと拡張できる。
なお、独ベルリンで現地時間9月4日~8日に開催される「IFA 2026」のクアルコムブースでは、実機が披露される予定。


