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Gemini搭載「Google Home スピーカー」発表、6月25日発売で1万6800円

 グーグルは、生成AI「Gemini」を搭載したスマートスピーカー「Google Home スピーカー」を6月25日に発売する。価格は1万6800円。Google ストアなどで予約を受け付けている。

Geminiを中心に再構築したスマートホームの「新章」

 「Google Home スピーカー」は、グーグルのAIモデル「Gemini」向けにゼロから設計した初の専用オーディオデバイス。グーグルでGoogle HomeとNestの製品責任者を務めるアニッシュ・カトゥカラン(Anish Kattukaran)氏は、「私たちはスマートホームの新たなチャプターに入った。その中心にあるのがGeminiだ」と語る。

 これまでの音声アシスタントは、ユーザーが特定のコマンドを暗記し、システムが理解できる決まった言い回しで指示を出す必要があった。新たな「Google Home スピーカー」では、Geminiの高度な言語理解能力により、人間同士のような自然で文脈に沿った会話が可能になった。

「OK Google」不要の連続会話と高度な推論

 搭載するAIアシスタント機能「Gemini for Home」は、すでに世界で350万世帯以上が早期アクセスに参加しており、日本語を含む10言語、20カ国でテストを重ねてきた。最新の「Gemini 3.1」モデルへのアップデートにより、従来のアシスタントと比較して応答速度が40%向上している。

 ユーザーの意図を正確にくみ取る推論能力が向上しており、複数の指示を一度の会話で処理できる。たとえば、「照明を暗くして、リラックスできる音楽をかけて、20分のタイマーをセットして」と話しかけるだけで、すべての動作を滞りなく実行する。途中で「やっぱり照明は消して」と言い直しても、文脈を理解して柔軟に対応する。

 さらに、会話を継続する機能を備え、毎回「OK Google」というウェイクワードを発する必要がなくなった。一度のやり取りが完了するとマイクが一時的に開放され、そのまま追加の質問や指示を出せる。

カメラ映像を自然言語で検索

 Geminiの推論能力は、セキュリティカメラなどとの連携でも力を発揮する。ユーザーは「昨日の夜、裏庭に動物はいたか」「今、駐車場に車は停まっているか」など、カメラが捉えた映像について自然な言葉で質問できる。

 カトゥカラン氏によると、早期アクセスを利用するパワーユーザーは、1日あたり平均80回以上の会話を行っているという。これは従来のGoogleアシスタント利用時の数倍にのぼり、より複雑な推論をともなう質問に対しても、Geminiが的確に答えを提示している証拠だとしている。

生活空間に溶け込むサステナブルなデザイン

 デザイン面では、テクノロジー機器特有の冷たさを排除し、インテリアとして家に馴染むことを目指した。カラーバリエーションはモダンな空間に合う「ポーセリン」と「ヘーゼル」の2色を用意。

 本体を覆うファブリックには、87%のリサイクル素材を使用した伸縮性のある糸を採用。製造工程において3Dニット技術を導入することで、布地の廃棄物を大幅に削減した環境配慮型の設計となっている。

 本体下部には新たにライトリングを搭載した。Geminiが音声を聞き取っている時や考えている時、応答している時など、AIの状態に合わせて光がダイナミックに変化し、視覚的なフィードバックを返す。

ポーセリン
ヘーゼル

360度サウンドとホームシアター連携

 オーディオデバイスとしての基本性能にも注力している。専用設計のスピーカーユニットにより、部屋のどこに置いても均一な音質を楽しめるバランスの取れた360度オーディオを実現した。

 他のNestスピーカーと連携したグループ再生や、2台を組み合わせたステレオペアリングにも対応する。さらに「Google TV Streamer」とペアリングすることで、空間サラウンドサウンドを活用した臨場感のあるホームシアター環境を構築できる。

 グーグルは、サブスクリプションサービス「Google Home Premium」も提供している。「Gemini Live」へのアクセスや、不在時のカメラ映像から重要な出来事をサマリーとしてまとめる機能などが利用できる。

 プランは、「Standard」(月額1000円)と「Advanced」(月額2000円)の2つのプランをラインアップ。「Google Home スピーカー」の購入者には、特典としてStandardプランの6カ月無料トライアルが付与される。

ポーセリン
ヘーゼル