ニュース

楽天、パソコン向けAI「Rakuten AI for Desktop」発表 2026年春ごろからHP製パソコン向けに

 楽天グループは、パソコン向けAI「Rakuten AI for Desktop」を発表した。「Rakuten AI」として初めて、オンデバイスAIによるオフライン利用に対応する。

 2026年春~夏頃には、HP製パソコンにプリバンドルされた状態で発売される予定。料金体系などは未定。

 「Rakuten AI for Desktop」には、楽天が独自に開発した日本語特化の大規模言語モデル(LLM)「Rakuten AI 7B」を採用。従来のオンライン利用に加え、ローカルモデルを用いたオンデバイスAIとして、オフライン環境でも動作する。

 オンデバイスAIとしてデバイス上で実行することで、機密データのプライバシー保護を強化しつつ、より複雑なタスクにも対応可能。また、クラウド、エッジ、デバイス上のエージェントやモデルの中から、状況に応じて最適なものを自動で活用できる。

 あわせて、日本HPからも2026年春~夏にかけて、ゲーミングモデルを除く個人向け・法人向けのほぼすべてのパソコンに「Rakuten AI for Desktop」をプリバンドルしたモデルが順次販売される。HPユーザーは簡単に「Rakuten AI for Desktop」をインストールできる。なお、他社製デバイスへの「Rakuten AI」導入は今回が初。

 HPは「Rakuten AI for Desktop」の開発を支援しており、Windows環境でNPUを最大限に活用できるようアドバイスやリリース支援を行ったという。