KDDIが万博会場に5Gミリ波中継器、下り1.5Gbps超・通信量は約8倍に増加

　KDDIは、大阪・関西万博の閉幕に向けた来場者急増に備え、会場内で通信が混雑するエリア3カ所に、5Gミリ波中継器を設置した。

　5Gミリ波中継器は、光回線の敷設が不要なため、回線工事を必要とする基地局工事と比べて、全体での工期を8割以上削減できるほか、設置は1日で完了するという。

　今回のミリ波中継器の設置により、EXPOアリーナではダウンロードで1.5Gbps超、アップロードで400Mbps超の高速通信が可能になった。

　また、5Gミリ波の下り通信量は中継器の設置前と比べて約8倍に増加しており、通信トラフィックの分散に成功している。これにより、5Gミリ波に対応しない機種についても、通信品質向上につながったという。