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YouTube Live、過去最大のアップデートを発表 AIによるショート動画作成や新しい収益化機能も

 YouTubeは、ライブ配信機能「YouTube Live」に過去最大規模のアップデートを行うと発表した。ライブ配信の練習機能やAIによるショート動画ハイライト、さらには新しい収益化手段など、多数の新機能が追加される。

ライブ配信をもっと手軽に

 配信前に練習できる「練習モード」が導入される。実際に配信することなく設定確認や機能のテストが可能で、準備が整えばそのまま本番配信に移行できる。提供は2025年後半を予定している。

 さらに「プレイアブル機能」も加わる。クリエイターは75以上のゲームを配信中にプレイし、チャットを通じて視聴者と交流できる。収益化も可能で、まずは10月から一部のクリエイターを対象にテストを開始し、順次拡大する。日本での提供時期は未定。

見つけやすく、参加しやすいライブ配信へ

 配信は縦型・横型を同時に行えるようになり、共通のチャットが提供される。すでにテストが始まっており、今後数カ月で提供範囲が広がる見込み。

 また、スマートフォンから縦型配信を開始し、ほかのライブイベントや配信動画にリアクションできる機能も登場する。あらゆる配信が共有イベントとなり、解説やリアルタイム分析の発信が容易になるという。2026年初めにテスト開始予定。

 さらにAIがライブ配信の一部を自動で切り出し、ショート動画としてアップロードできる「ショート動画ハイライト」も追加される。こちらは数週間以内に提供が始まる。

新しい収益化の仕組みも

 「サイドバイサイド広告」が導入される。これは配信を中断せずに表示される広告で、視聴者はそのまま配信を楽しみながら、クリエイターは収益を得られる。現在はパソコンとテレビで利用でき、2025年後半にはモバイルやその他の配信にも拡大される。

 また、一般公開の配信からシームレスに「メンバー限定配信」に切り替えられる機能も追加される。中断なしでプレミアムコンテンツを提供できるため、コミュニティの強化や新規メンバー獲得につながるとしている。この機能も数週間以内に提供開始となる。