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楽天出資の通信衛星、AST SpaceMobileが今後の打ち上げ計画を発表 26年までに60基
2025年8月14日 13:10
米AST SpaceMobileは、2025年第2四半期の業績を公開し、今後の衛星打ち上げ計画を発表した。同社には楽天グループが出資しており、楽天モバイルもASTの衛星を利用したサービスを展開する予定。
ASTの創業者のアーベル・アヴェランCEOは、「2026年までに45機から60機の衛星を軌道上に投入するための資金計画を確定した。2025年から2026年にかけて、平均1〜2カ月ごとに軌道への打ち上げを行う計画だ」と述べたという。
ASTによると、2025年末までに米国で全国サービスを開始できる体制を整える予定。また、日本や英国、カナダでは、2026年第1四半期にサービスを展開する計画だという。
次世代モデル「BlueBird Block 2」は、2026年初頭までに約40基の組み立てを完了する見込み。2026年第1四半期末までに少なくとも5回の打ち上げを行い、平均1〜2カ月ごとに軌道投入を実施することで、2025年から2026年にかけて合計45〜60基の衛星を打ち上げる目標を掲げている。
楽天モバイルは「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」として、ASTの衛星を利用し、2026年第4四半期にサービスを開始する予定だった。しかし、同社の矢澤俊介社長はイベント「Rakuten AI Optimism」で、提供時期の前倒しに言及。今回のASTの事業計画は、その実現可能性を示す内容となっている。
楽天モバイル広報にサービスへの影響について質問したところ、現時点でお伝えできる新たな情報はないものの、提供時期の前倒しに向けて努力しているとの回答があった。
【追記 2025/08/14 16:10】
楽天モバイル広報のコメントを追記しました。
