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5G契約数が1億件を突破、前年同期比+27%――総務省の調査

 総務省は、「令和6年度第2四半期(9月末)の電気通信サービスの契約数及びシェア」を公表した。

 電気通信事業報告規則の規定による電気通信事業者からの報告などを取りまとめたもので、5Gの契約数などが示されている。

移動系通信

総務省の資料より(以下同)

 移動系通信(携帯電話、PHS、BWA)の契約数は2億1798万件で、前期比+0.9%、前年同期比+3.0%だった。そのうち、携帯電話の契約数は2億1790万件で、前期比+0.9%、前年同期比+3.4%。

 LTEの契約数は1億1546万件(前期比-1.3%、前年同期比-7.0%)で、携帯電話の契約数の51.6%を占めた。

 一方、5Gの契約数は1億229万件(前期比+4.2%、前年同期比+27.0%)となった。総務省の調査は3カ月ごとのとりまとめであり、5Gが1億件を突破したのは今回が初めて。前期(2024年6月末)から3カ月で、約412万件増加した。

MNO

 移動系通信の契約数における事業者別のシェアは、NTTドコモが34.6%(前期比-0.4%、前年同期比-0.9%)。KDDIグループが27.6%(前年比-0.1%、前年同期比±0.0%)、ソフトバンクが19.3%(前期比±0.0%、前年同期比-0.3%)、楽天モバイルが3.1%(前期比+0.1%、前年同期比+0.7%)だった。

MVNO

 MVNOサービスの契約数は3397万件で、前期比+3.4%、前年同期比+6.4%だった。

 区分別契約では、SIMカード型が1688万件(前期比+1.2%、前年同期比+0.7%)を占めた。

 SIMカード型の契約数における事業者別シェアは、インターネットイニシアティブが21.9%で、前期比+0.4%。

 そのほか、NTTドコモが8.5%(前期比-0.5%)、オプテージが8.5%(前期比-0.1%)、富士通が5.1%(前期比±0.0%)、イオンリテールが4.6%(前期比±0.0%)となった。