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国民生活センター、液体入りスマホケースの使用で注意呼びかけ
液漏れで化学やけどの恐れ
(2016/4/21 21:24)
国民生活センターは、液体の入ったスマートフォンケースの液漏れにより化学やけどなどの恐れがあるとして、注意を呼びかけている。
同センターによれば、全国消費生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)に「漏れた液体でかぶれた」「においで気分が悪くなった」といった危害事例が5件寄せられたとして、スマートフォンケースに封入された液体を調査。
皮膚への刺激性を調べたところ、テストした4製品のうち3製品で強い刺激性や皮膚腐食性が確認され、残りの1製品でも中等度の刺激性が確認された。また、封入された液体に関する説明表示についても、人体に影響があると表示していたのは2製品のみと不十分な状態だった。
このため同センターでは、消費者へのアドバイスとして、液漏れが確認された場合は直ちに使用を中止することや、液体が皮膚に付着した場合には直ちに洗い流し、液体がしみ込んだ衣類の使用は中止すること、強いにおいにより体調を崩すことがあるため、液体が漏れた場合にはビニール袋などに隔離して、換気することなどを呼び掛けている。
また、スマートフォンケースを製造・販売する業者に対しては、封入されている液体の人体への影響などについて適切な表示を行うことや、封入する液体を安全なものに変更するなど、安全性に配慮した商品を開発することを要望として挙げている。