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UQの「WiMAX 2+」が栃木県真岡市で電波拡張、下り最大220Mbpsに

 UQコミュニケーションズは、栃木県真岡市において、WiMAX 2+用に周波数を拡張し、運用を開始した。これまでより、利用する周波数幅(電波)が倍になり、速度は下り最大220Mbpsになる。

 同社では、2.5GHz帯の電波、あわせて50MHz幅でサービスでサービスを提供。これまでは旧来のWiMAXに30MHz幅、新しいWiMAX 2+で20MHz幅を活用してきたが、全国においてWiMAX 2+用の電波を倍増させて40MHz幅に変更する方針。その先駆けとして、今回、栃木県真岡市での周波数が拡張された。これにより、WiMAX 2+の速度は、複数の電波をたばねて使うキャリアアグリゲーションによって、110Mbps→220Mbpsへと倍増する。その一方で、既存のWiMAXは1/3の周波数幅になり、通信速度も13.3Mbpsになる。なお、220Mbpsで利用するには、対応機種であるモバイルルーター「W01」のファームウェアをバージョンアップさせる必要がある。バージョンアップは3月下旬に実施される予定。

 なお、UQでは、3月上旬に新機種のルーター「WX01」を発売する予定。こちらは、キャリアアグリゲーション非対応だが、複数のアンテナを使う4×4 MIMOをサポートしており、ほぼ全国で下り220Mbpsが利用できるようになる。UQでは2016年度に、4×4 MIMOとキャリアアグリゲーションの両方に対応した機種をリリースする見通しとしており、それが実現すれば下り最大440Mbpsになる。

関口 聖