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Raspberry Piにスマホからクラウド経由でアクセスできるソフト

 プラネックスコミュニケーションズは、シングルボードコンピューター「Raspberry Pi」に、スマートフォンからクラウド経由でアクセスできるソフトウェアプラットフォーム「Cloud Pi」を12月26日に発売する。パッケージはソフトウェアとライセンスIDが記載されたカードで構成され、1年間の利用権付きで3600円(税抜)。Amazon.co.jpのほか、スイッチサイエンスのWebサイトで販売される。

「Cloud Pi」の概要

 今回発売される「Cloud Pi」は、ポート開放やDDNS設定が不要なNAT越えのP2Pトンネルシステムを「Raspberry Pi」向けに提供するソフトウェアプラットフォーム。このソフトウェアを利用することで、外出先からパソコンやスマートフォンを利用し、クラウド経由でローカルエリアにある「Raspberry Pi」にリモートアクセスすることが可能になる。同プラットフォームに採用されているトンネルシステムは、同社のネットーワークカメラ「スマカメ」で商用利用されているという。

 プラネックスでは「Cloud Pi」をIoTスタートアップキットと位置付けており、IoT関連事業を推進していく方針。「Cloud Pi」に対応する「Raspberry Pi」向けのセンサーモジュールがスイッチサイエンスから販売される予定で、プラネックスからは「Cloud Pi」のWebサイトにて「プラネックス標準回路」の回路図を無償で公開する。

太田 亮三