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ドコモ、テレビチューナーやバッテリーになる「TV BOX」31日発売
(2014/7/28 18:15)
NTTドコモは、テレビチューナー機能を備え、モバイルWi-FIルーターやモバイルバッテリーとしても使える「TV BOX TB01」を7月31日に発売する。ドコモのオンラインショップでの新規契約における一括購入価格は1万7064円(税込、以下同)。端末購入と同時に新料金プラン「デバイスプラス500」を契約すると5184円の割引が適用される。
「TV BOX」は、テレビ機能やルーター機能を1台にまとめた、Android 4.1搭載のファーウェイ製多機能端末。機能の1つはテレビチューナーで、ワンセグやフルセグ(地上デジタル放送)、NOTTV(別途、NOTTVの契約が必要)を録画・視聴が可能で、Wi-Fi経由でiPhoneなどテレビ非対応のスマートフォンやタブレットで楽しめる。テレビ視聴中でも、後述するテザリング機能を利用できる。録画したデータは「TV BOX」に装着したmicroSDカードに記録され、ダビングできない。暗号化されているため他の「TV BOX」にそのmicroSDカードを装着しても視聴できないとのこと。なお、iPhoneやiPadでは、NOTTVの視聴開始時、チャンネル切替時に映像が表示されるまで数分かかる不具合が確認されている。この事象は2014年10月までに改善される予定。
またWi-Fi対応のゲーム機やタブレットなどの親機になってネットに繋がるモバイルWi-Fiルーター(テザリング)機能もサポートしており、電源をONにするだけですぐ利用できる。同機能は、新料金プランの「デバイスプラス500」(月額540円、税込)の契約が必要。通信契約なしで「TV BOX」を単体で利用する場合は、テレビチューナー機能(NOTTV有料チャンネル除く)とモバイルバッテリー機能だけ利用することになる。
そしてスマートフォンなどを充電できるモバイルバッテリー機能も利用できる。バッテリー容量は3560mAhで、iPhoneを約1.5回分、充電できる。
Android端末とあって、HDMIケーブルでテレビに繋ぎ、Androidアプリなどを利用することもできる。
大きさは約60×135×14mm、重さは約163g。ボディカラーはYellow。Xi(LTE)対応で、下り最大112Mbps、上り最大37.5Mbpsで通信できる。4GBのストレージ、2GBのメモリを搭載し、最大32GBまでのmicroSDHCカードが利用できる。
「デバイスプラス500」、主回線も新料金プランに
「TV BOX TB01」では、店頭で単体購入(2万円程度)することもできるが、通信契約をすることでモバイルルーターとしても利用できる。この際の料金が新料金プランの「デバイスプラス500」だ。
「デバイスプラス500」は2年契約で月額540円となるが、期間拘束がない場合は、月額1080円かかる。2年間の期間拘束を結んだ後、中途解約すると解除料が1万260円かかる。また「デバイスプラス500」は単体で契約できず、主回線の携帯電話回線で新料金プランを契約しておく必要がある。ドコモによれば、既存料金プランの新規受付は、今のところ、8月31日で終了する予定に変わりはないとのこと。