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ソフトバンク、音声通話とパケット通信をセットにした新プラン
(2014/1/24 11:45)
ソフトバンクモバイルは、一定利用分の音声通話とパケット通信をパックにした新しい料金プランを発表した。4月21日より提供する。月額基本料、ISP料(S!ベーシックパック)、そして通話量や通信量に応じたSパック/Mパック/Lパックが用意される。通信量の上限を超えると従量課金となるが、低速通信を定額で利用できるオプションも用意される。なお、本稿の価格表記は全て税別としている。
通常、携帯電話の利用料は、基本料、ISP料、そしてパケット通信定額サービスを組み合わせた形になることが多い。一方、今回発表されたプランは、一定利用分の通話料と通信料をひとまとめにしたもの。機器購入時に契約できるプランとなり、新規契約・機種変更時のみ利用できる。
利用分にあわせたプラン、超過分は従量課金
たとえばSパックは、月間50回/1回あたり3分までの通話と2GBまでの通信をまとめて5980円にしている。ここに、基本使用料とS!ベーシックパック(300円)がかかる。既存プランのホワイトプランでは、ソフトバンク同士の通話が1~21時まで無料だが、今回のプランではソフトバンク同士の通話と、他社携帯・固定宛の通話は同じ扱い。なお、ソフトバンクの携帯電話を使う家族(割引対象の同一グループ回線)に宛てた通話は24時間無料。
Sパック | Mパック | Lパック | |
国内音声通話 | 3分以内/月50回まで | 5分以内/月1000回まで | |
パケット通信 | 2GBまで | 7GBまで | 15GBまで |
月額利用料 | 5980円 | 6980円 | 9980円 |
ソフトバンクでは今回のパックを「新定額サービス」とうたうものの、通話・通信ともに、上限を超えると従量課金になる。超過時の料金は、通話が30円/30秒、パケット通信はSパックで250円/100MB、Mパックは125円/100MB、Lパックは100円/100MB。通信については、超過時に128kbpsと低速ながら通信料がそれ以上かからないオプションサービス(300円)が用意される。超過時に通信を止める、といったことはできない。
専用基本料
対応機種はSoftBank 4G、SoftBank 4G LTE対応スマートフォン。月額利用料は2年契約(自動更新)で月額980円、期間拘束がない場合で月額1960円。
これらの料金を合算すると、もっとも安い場合で、基本料+Sパック+S!ベーシックパックで、980円+5980+300円となる。超過時に備えて低速オプションを付けると、さらに300円かかり、消費税(4月以降は8%)を加えた額が支払い額ということになる。
ソフトバンクでは、LTEネットワーク上でパケット通信による通話サービス「VoLTE」の提供を検討中で、今回のパックは「VoLTE時代を見据えたサービス」と位置付ける。なお今回のプランは、あくまで従来の3Gネットワークでの回線交換による通話を使い、VoLTEはまだ導入していない。VoLTE導入の時期は未定で、その時の料金が今回発表のものと同じになるかどうかも未定とのこと。