ニュース
7インチIGZOで三辺狭額縁、スマホ連携も可能な「AQUOS PAD」
(2014/1/22 10:13)
「AQUOS PAD SHT22」は、7インチディスプレイを搭載しLTEに対応するシャープ製のAndroidタブレット。3Gの通話には対応しない。2月下旬に発売される予定。
auのLTEに対応する「AQUOS PAD」として2代目にあたるモデルで、三辺狭額縁デザインの「EDGEST」(エッジスト)を採用。画面サイズは前モデルと同じだが、狭額縁デザインで本体サイズは小型化されている。7インチのディスプレイは、ディスプレイ面における画面占有率が80%に達している。
ディスプレイは1920×1200ドット、WUXGAのIGZO液晶を搭載。カメラは1310万画素のCMOSセンサーに強化されている。ディスプレイとカメラの双方が前モデルから強化されたことで、写真の撮影(カメラ)・閲覧(ディスプレイ)のどちらにも魅力が訴求されており、写真の編集機能やフォトブック作成アプリも用意。ロック解除画面にて、背景画像をフリック操作で簡単に変更・閲覧できる機能では、表示できる画像の枚数が無制限になり、アルバムのように使えるようになっている。
フルセグ、ワンセグともに内蔵アンテナで視聴でき、フルセグ用には室内用のケーブルアダプターも用意される。端末にはこのほか、スマートフォンのような受話用のスピーカーが搭載されている。端末に3Gの回線交換による通話機能は搭載されていないが、IP電話や通話アプリなどで、この受話用スピーカーを利用できる。
スマホとインテント連携「Passtock」
スマートフォンとの連携が強化され、シャープ製でau向けに独占提供される機能「Passtock」(パストック)を搭載する。「Passtock」は、BluetoothやWi-Fi Directを利用し、予めペアリングしたスマートフォンとインテント機能の連携ができる機能。例えば、「AQUOS PAD SHT22」でWebサイトを閲覧中に電話番号のリンクをタップすると、スマートフォン側の通話アプリに電話番号が渡されるといった形で連携する。アプリのメニューにある「共有」などのインテント機能を経由して「AQUOS PAD SHT22」からスマートフォンにURLや画像などのデータを送信することも可能。利用にあたっては、ペアリングした1台のスマートフォンとのみ連携する。
「Passtock」では、Bluetoothで2台をペアリングしており、電話番号やURLのような小さなデータについてはBluetoothでデータが送信される。画像などの大きなデータについてはWi-Fi Directを利用してデータを送信する。また、「AQUOS PAD SHT22」やスマートフォン側がWi-Fiを利用中でも、「Passtock」によるデータの受け渡しが行えるとしている。
スマートフォン側に必要な「Passtock」アプリは、「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」にプリインストールされるほか、auマーケットにて、auの対象端末向けに提供される。当初の対応スマートフォンは「AQUOS PHONE SERIE SHL22」「AQUOS PHONE SERIE SHL23」の3機種。今後はAndroid 4.2以上の端末を対象としてアプリが提供され、基本的には2013年の夏モデル以降が対象になる見込み。「G Flex」「Xperia Z Ultra」は対象外で、対象機種はWebサイトで案内される。
主な仕様・対応サービス
ディスプレイは約7インチ、1920×1200ドットのIGZO液晶。1310万画素のカメラを搭載し、インカメラは207万画素。チップセットは「MSM8974」で、2.2GHz駆動のクアッドコア。メモリーは2GB、ストレージは16GB。外部メモリは最大64GBのmicroSDXCカード。NFC(リンク・情報取得のみ)、ワンセグ、フルセグ(録画対応)、Bluetooth 4.0、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、テザリング(最大10台)、防水に対応。おサイフケータイ、赤外線通信、防塵には対応しない。パッケージには簡易スタンドが同梱される。SIMカードの形状はnanoSIM。内蔵バッテリーは取り外せないタイプ。
OSはAndroid 4.2。通信方式は下り最大150Mbps(理論値)のLTE。3Gの通話およびグローバルパスポートには対応しない。バッテリー容量は4080mAh。大きさは約104×173×9.9(最厚部10.8)mm、重さは約263g。ボディカラーはホワイトのみ。